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楽天シニアでイベントを主宰し講師として活動する方の中から、「楽天シニアヨガ定額プラン」の認定講師として活躍している話題の先生にスポットライトを当て、講師になった背景や健康の秘訣について伺いました。
スポーツ少女で無縁だったはずの肩こりに悩むことに
改めて振り返ってみると、スポーツ少女でしたね。小学生の頃はバスケットボール、水泳、陸上に取り組み、中学時代は水泳、高校生になって一時期部活動をやめていたときもありましたが、スポーツに対する情熱は持ち続けていましたね。その証拠に、大学に入ってからダンスやエアロビクスなど、それまで経験のないジャンルにも挑戦していきました。
社会人になって図書館での仕事を始めてからは、長時間のデスクワークによる肩こりがひどくなり、次第に運動不足を感じるようになっていきました。それまでは何かしら運動していたにもかかわらず、突然パツっと体を動かさなくなったのですから。何かしら違和感や不調をきたすわけですよね。
肩こりや首のこり、運動不足解消のためにジムに通い始め、整体にも頼りましたが、一時的な解決に過ぎず、お金もかかるわりには持続的な効果は得られませんでした。「なんとか自力で解決できる方法はないものか…」と模索を始めたのです。
ありのままを受け入れてくれたヨガ講師との出会い
そんな中、当時通っていたジムでホットヨガのクラスに参加することにしたのです。それまでヨガに対して独特な世界観を放つイメージがあり、正直ポジティブな印象は持っていなかったのですが、そのヨガクラスだけはいつも行列ができるほどの人気で、ものは試しと受講してみました。クラスの先生は、私のありのままを受け入れてくれる方でした。
実はというと、私の家系が医療関係というのもあり、子供の頃から勉強や成績について、家族・まわりからいつも期待されてきました。でも、実際の私は、運動、創作、音楽が好きでマイペースな性格。周囲からの期待に合わせようとする自分の気持ちと、ありのままの自分を受け入れてもらえていない気持ちとの葛藤のなかで、当時の私には、「Who am I?」というキーワードがいつも頭の中にありました。
自分の方向性、自分の存在、どうしたらいいか出口がなかなか見えないまま、思えば無意識のプレッシャーによって肩や首に力が入っていたのだと思います。そんな私に対して、ホットヨガクラスの先生は、「その日その日で体も心も変わるけど、どんな状態でも大丈夫ですよ」と自分のことをそのまま受け止めてくれたのがとても大きく、ヨガをやると肩こりが気にならなくなり、気持ちまですっきりできる実体験を得ることができました。
ヨガの道を歩む決意
そこからは、子供が生まれるまでずっと生徒としてヨガを続けていましたが、出産を経て育児生活を迎えると、再びかつてのように心身の不調が伴う時期があったんです。そんななかで夫がヨガの再開を提案してくれ、まずは週1時間、通うことができるようなりました。
通っていくうちに、子供が病気しがちだったということもあり、少しずつ健康になってほしいという願いから子供に教えるキッズヨガをやりたいと思い、当時通っていたスタジオに相談してみました。そこで学校を紹介いただき、講師への道がひらけました。全米ヨガアライアンス認定校に通うことを決め、ヨガ哲学、解剖学、アーユルヴェーダなどを学ぶなかで、特にヨガ哲学に深く共感し、ヨガ哲学の考え方が自分の支えになると感じてどんどん学びを深めていきました。
ヨガ講師としての活動
肩や首のこりから始まったヨガが、出産を経て、自分の人生の方向性を見つめ直すきっかけとなりました。ヨガの考え方として、「誰しもが本来のナチュラルな、とてもリラックスした、純粋意識をもった自分に還る」といった考え方があります。日常生活では様々なことが起こり、いろいろな苦しみもあります。そして、それに反応する自分もいます。
そういう時もあるよね、そうだね、と優しく受け入れたり、そうならないためにはどうすれば?と冷静に選択・判断したり。まわりを変えることは難しいものですが、自分の見方やあり方は変えることができます。ヨガは、こうした世界や自分に対しての見方、あり方を優しく気づかせてくれる練習だとも感じています。
講師としての活動は、自宅に友人を招いたり、地区センターでレッスンをしたり、様々な経験を積んできました。キッズヨガ、大人向けのヨガ、親子ヨガを同時進行で教え、スタジオのオーディションにも挑戦。現在では、赤ちゃん連れの産後のママに対してのレッスンや、ご年配の方へのやさしいヨガ、働き盛りの方へのストレスケアに繋がるレッスン、眠りの質を高めるためのヨガなど行っています。また、本場インドのアーユルヴェーダのドクターからオンラインで指導を受け、知識の幅をどんどん広げています。
ありがたいことに、レッスンを受けた方に「眠りやすくなった」など感謝の声をいただくこともあり、生徒さんのお悩みの解消に寄与できることに喜びを感じています。
元田先生のとある一日
早朝のオンラインレッスンがある日は、5時~5時半に起床します。
6:00過ぎ〜7:00 目覚め・起床・朝のルーティン
傍らで眠る子供の健康状態を確認しつつ、体をほぐしながら起き上がります。 健康習慣として口腔&足のケアを大事にしており、洗面所に言って舌の状態をチェック。植物油で口をゆすいだあと、洗顔し、コップ1杯の水をいただきます。さらに、洗濯機をまわして、家族の朝食を準備します。
7:00〜7:15 家族の朝食の支度(季節の野菜入り味噌汁作り)
7:15〜7:40 家族が食事をしている隙間時間に床掃除、瞑想(マントラ詠唱)
7:40〜8:00 朝食
8:00〜 家族の送り出し
8:30〜 レッスン会場に出勤
担当しているレッスンの会場に向けて移動。
13:00〜 帰宅してランチ、パソコンでの文章を書く仕事や事務作業
レッスン後は自宅に戻ってランチを済ませ、20分ほど休んでからパソコンでの文章を書く仕事や事務作業をします。
16:30〜 夕食の支度
18:00〜 夕方のレッスン
自宅からオンラインでのレッスンを行います。
19:00〜 家族と夕食
20:00〜 勉強時間
ヨガの世界は深く、日々勉強・勉強です。
21:30〜 お風呂、子供の寝かしつけ
23:00〜 ヨガニドラを聞きながら就寝
ヨガニドラとは、自分の感情や感覚を少しずつ休ませていくような誘導瞑想のことで、自分の身体の部位を心で唱え、呼吸をそこへ送るイメージをしながら疲れを癒やし、入眠します。
おすすめしたい「健康の秘訣」
私の健康の秘訣は、食べすぎず、季節の旬のものをいただくことや、自然の中で、例えば裸足になって川や海、砂浜、芝生などで過ごし、普段使わない五感をあえて働かせて自分の感覚を刺激することを意識しています。また、メンタルの安定のために、正直に自分の状態を人に伝えること、ひとりの時間をつくること、完璧を求め過ぎないことも大切にしています。
好きな言葉は、「人生を舞台と例えたときに、心の楽屋の必要性。いつでも心の楽屋に撤退していい」というものです。精神科医でありミュージシャンでもある北山修先生は、人生には観客に見せる舞台だけでなく、役から降りて素顔に戻ることのできる楽屋が必要だと説いていて、この考え方にとても共感しています。
肩こり・首のこりの解消から始まった私のヨガとのお付き合いは、今では自己肯定感を高め、人生の方向性を見つけるための重要な手段となっています。これからもヨガを通じて、多くの方の健康をサポートしていきたいと思います。
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制作協力
元田裕子先生
楽天シニアヨガ認定講師
全身のひどいコリ、硬さを自分でケアしていきたいとヨガを始めるが、マスターするにつれ体の不調は心の緊張からきていることに気付き、体と心を整えるヨガを提唱。全米ヨガアライアンス500時間修了、ヨガニドラ指導者、ヨガライター、マルマセラピストとしても活躍。