楽天シニアユーザー認知度59％！世界も注目の国産チーズとは？ 

国産チーズが、世界から注目されていることをご存知ですか？

近年、日本各地でチーズ工房が増え、その数は300軒を超えると言われています。さらに驚くべきことに、日本のチーズが国際的なコンテストで数々の賞を受賞し、世界中のチーズ愛好家から熱い視線を浴びているのです。その秘密は、日本の豊かな自然で育まれた高品質なミルクと、熟練した職人たちの繊細な技術にあります。多様で個性豊かなチーズ作りが評価され、今や日本のチーズは世界のチーズシーンに欠かせない存在となりつつあります。

実際、楽天シニアユーザーは、国産チーズについてどのような印象を持っているのでしょうか？先日、楽天シニアユーザーを対象にアンケート調査したところ、国産チーズの存在を「知っている」と答えた方は59%（図1）、週に1回以上チーズを食べる方は54%という結果になりました。そして、国産チーズに抱く魅力として最も多く挙げられたのは、「安心安全」「品質が良い」「美味しい」（図2）というものでした。 

世界も認める日本のチーズ。本コラムでは、国内外で注目を集めている「国産チーズ」の魅力を、深掘りしていきたいと思います。 

日本が誇る繊細な味わい：世界が認める「安全・安心」な国産チーズ

国産チーズの大きな魅力の一つは、やはりその「安心安全」な品質にあります。

日本の酪農家さんが愛情を込めて育てた牛から搾られたミルクは、厳しい衛生管理のもとで加工されます。そして、日本のチーズ職人たちは、その良質なミルクの持ち味を最大限に引き出すために、日々研究を重ね、丁寧な手仕事でチーズを作り上げています。良質なミルクと、職人による丁寧な手仕事。この二つが織りなすハーモニーこそが、国産チーズの繊細で奥深い味わいを生み出しています。

近年、その品質は世界でも高く評価されています。例えば、2024年の「World Cheese Awards」では、日本のチーズが最高賞である「SUPER GOLD」を獲得しました。また、2022年の「WORLD CHAMPIONSHIP CHEESE CONTEST」では、3品が金賞に輝くなど、数々の権威ある国際コンテストで日本のチーズが上位入賞を果たしています。これは、日本のチーズが単に「美味しい」だけでなく、世界基準で見ても「高品質」であることを証明しています。

これらの実績は、日本の職人たちの技術の高さと、日本のミルクの素晴らしさを物語っています。日本のチーズは、まさに世界に誇るべき逸品と言えるでしょう。

日本の食卓に溶け込む：風土が育んだ「旨味」あふれるチーズ

日本の四季折々の気候や風土は、チーズ作りにも独自の恵みをもたらしています。

なぜ、日本のチーズはこんなにも多様で美味しいのでしょうか？その理由は大きく3つあります。

まず一つ目は、チーズ職人たちの技術の高さです。

日本の職人たちは、海外のチーズ作りの技術を学びつつも、日本の気候や風土、そして日本人の味覚に合うように独自の工夫を凝らしてきました。彼らの探究心と情熱が、個性豊かなチーズを生み出しています。 

二つ目は、日本のミルクが持つ特別な美味しさです。

海外の広大な牧草地で育つ牛のミルクも素晴らしいですが、日本のミルクは、限られた国土の中で、酪農家が牛一頭一頭にきめ細やかな配慮を行い、質の高い飼料と清らかな水を与え、衛生的な環境で大切に育てることから生まれます。こうした丁寧な飼育が、高品質で個性豊かなミルクとなり、国産チーズに繊細で奥深く、そしてどこか懐かしさを感じるような独自の風味とまろやかさをもたらします。 

そして三つ目は、全国の様々な風土でつくられるから特色豊かになることです。

北海道の広大な大地で育まれたミルクで作られるチーズは、力強い風味を持つものが多い一方、本州の山間部で作られるチーズは、繊細で複雑な味わいを持つものが多いなど、それぞれの地域の気候や環境がチーズの個性を際立たせています。 

これらのチーズは、和食にも洋食にも合わせやすい「旨味」を兼ね備えており、ご飯やお味噌汁といったいつもの食卓にもすんなりと溶け込みます。チーズを料理に少し加えるだけで、風味豊かで奥行きのある一品に早変わり。例えば、味噌汁に少しチーズを溶かしたり、きんぴらごぼうに粉チーズをかけたりと、和食との意外な組み合わせも、ぜひお試しいただきたい魅力です。日本の風土が育んだ「旨味」あふれる国産チーズは、私たちの食卓をより豊かにしてくれることでしょう。 

家計にも地球にも優しい：賢く選ぶ「地産地消」の国産チーズ 

なぜ国産チーズは、お財布に優しいのでしょうか？ 

最近の円安は、輸入品の価格高騰に悩まされている方も多いのではないでしょうか。海外からの輸入品は、為替の影響を大きく受けるため、価格が不安定になりがちです。円安が進行している現在、海外産のチーズが高額になっていることを考えると、国産チーズは賢い選択肢と言えるでしょう。 

また、海外からチーズを輸入する場合、船や飛行機での輸送費、関税、そして為替手数料など、様々なコストがかかります。これらのコストが最終的に商品の価格に上乗せされるため、どうしても高価になりがちです。一方、国産チーズは、国内で生産され、国内で消費されるため、これらの輸入コストが一切かかりません。その分、消費者にとって手頃な価格で提供できるのです。 

また、地産地消はフードマイレージを減らし、地球環境への負担を軽減することにもつながります。フードマイレージとは、食べ物が生産地から食卓に届くまでの距離のこと。この距離が短いほど、輸送にかかるエネルギーが少なくなり、二酸化炭素の排出量も抑えられます。つまり、国産チーズを選ぶことは、おいしいチーズを楽しみながら、家計にも地球にも貢献できる、一石二鳥の選択なのです。 

体にも嬉しい：健康維持に役立つ「栄養」たっぷりのチーズ

チーズは、単においしいだけでなく、健康的な食生活に役立つ栄養が豊富に含まれていることをご存知でしょうか？ 

チーズは、まさに栄養の宝庫と言えるでしょう。特に注目すべきは、良質なタンパク質、カルシウム、そしてビタミンA、B2、B12といった栄養素です。 

まず、チーズには体を作る上で欠かせないタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は、筋肉や骨、皮膚、髪の毛など、体のあらゆる部分を作る材料となるだけでなく、酵素やホルモンの生成にも関わっています。高齢になると筋肉量が減少しやすいため、手軽にタンパク質を摂取できるチーズは、日々の健康維持に役立つ食品です。 

次に、骨や歯の健康に不可欠なカルシウムも、チーズにはたっぷり含まれています。牛乳よりも効率的にカルシウムを摂取できると言われており、丈夫な骨の維持をサポートする上で大切です。特に、高齢の女性は骨粗しょう症のリスクが高まるため、積極的にチーズを取り入れることをおすすめします。 

さらに、チーズにはビタミンA、B2、B12といった様々なビタミンも豊富に含まれています。ビタミンAは目の健康や皮膚の粘膜の維持を助ける栄養素であり、ビタミンB2はエネルギー代謝をサポートし、元気な毎日を応援します。また、ビタミンB12は赤血球の生成に関わり、健康的な体づくりに重要です。 

加えて、チーズは発酵食品であるため、種類によっては乳酸菌などの善玉菌が含まれています。これらの善玉菌は、腸内環境を整える働きがあり、腸内環境を良好に保つ働きがあると言われています。腸内環境が整うことで、栄養の吸収が良くなることなどが期待できます。 

このように、チーズは良質なタンパク質やカルシウムを手軽に摂れるだけでなく、腸内環境を整える効果も期待できる、まさに健康的な食生活を応援する食品なのです。毎日の食卓にチーズを取り入れることで、体の内側から健やかさを育みましょう

あなたにぴったりの国産チーズを見つけよう：今日から始める国産チーズのある暮らし

いかがでしたでしょうか？安全・安心な品質、世界から評価されている実績、日本の食卓に合う旨味、そして家計や地球環境への配慮、さらに健康をサポートする栄養まで、国産チーズには語り尽くせないほどの魅力があることをお分かりいただけたかと思います。

これまで、チーズは洋食に合わせるもの、というイメージをお持ちだった方もいらっしゃるかもしれません。しかし、日本の風土が育んだ国産チーズは、その繊細な味わいと「旨味」で、和食との相性も抜群です。ご飯のお供に、お味噌汁の隠し味に、煮物や炒め物に少し加えるだけで、いつもの食卓がぐっと豊かになります。 

楽天市場のチーズ売り場には、北海道から九州まで、日本各地の工房で作られたさまざまな種類の国産チーズが並んでいます。フレッシュなモッツァレラチーズから、熟成されたハードタイプのチーズ、個性豊かなウォッシュチーズまで、その種類は多種多様です。 

まずは気になる国産チーズを少しずつ試してみて、お好みの味を見つけてみてください。それぞれの国産チーズが持つ個性や風味の違いを楽しむのも、国産チーズの醍醐味です。そのまま食べるのはもちろん、ワインや日本酒のお供にしたり、お料理のアクセントに使ったりと、国産チーズの楽しみ方は無限大です。 

ぜひ、今日から国産チーズを食卓に取り入れて、心豊かな毎日をお過ごしください。国産チーズが、皆さんの健康で楽しい毎日の一助となることを願っています。