「野菜そのまま冷凍」&「凍ったままレシピ」

「野菜そのまま冷凍」&「凍ったままレシピ」

更新日:

「冷凍した食材は味が落ちる」「冷凍のための下ごしらえが面倒」と思っている方に、簡単においしいまま冷凍できるコツをお教えします。

おいしさを生かす簡単冷凍術

ちょっとした工夫をすれば、野菜は意外と生のまま冷凍できるのです。ゆでるなどの下ごしらえ不要で、冷凍できる野菜はいくつもあります。
冷凍術とともに、凍ったまま使える調理例もご紹介します。

◎アボカド
熟したアボカドは日持ちしないので、すぐ食べないなら冷凍保存しましょう。皮のまま丸ごと1つずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫へ。冷凍すると繊維が崩れるので、ディップを作る時につぶしやすくなります。
[調理例]切ってサラダや炒め物に。つぶしてマヨネーズや塩こしょうと混ぜ、生野菜などにつけるディップにしても。

◎しょうが・にんにく
使い切る前に傷みがちな食材は、小分け冷凍がオススメ。しょうがは、すりおろしやすい2㎝角ほどに切ってラップで包み、にんにくは1片ずつ分けて皮付きのまま冷凍します。必要な分だけ出して使えばカビや乾燥知らずで香りもキープ。みじん切りを1回使用分ずつラップに包んで冷凍しても便利です。
[調理例]凍ったまますりおろして、各種料理に。みじん切りやスライスして使う時は、常温で半解凍にすると扱いやすくなります。

おいしさを生かす簡単冷凍術

◎パプリカ
ワタと種をとってから細切りにして、保存袋に入れて冷凍します。赤パプリカや黄パプリカなど、異なる色のパプリカを一緒に冷凍しておくと、食卓に彩りが欲しいときに便利です。
[調理例]常温解凍してサラダにするほか、凍ったまま炒めたり、煮込み料理に使ったりすることもできます。凍ったままなら手で割れるので、包丁を使わずに調理できます。

◎小松菜
根を取って洗い、3〜4㎝の長さに切ってから、水気を切った状態で保存袋に入れて冷凍します。
[調理例]凍ったままゆででおひたしにしたり、汁物、炒め物などに使えます。冷凍小松菜でグリーンスムージーを作ると、繊維が崩れているのでなめらかな口当たりのスムージーに。

◎油揚げ
一度にたくさん使わないものの、使う機会が多い油揚げも冷凍保存にオススメ。1枚ずつラップに包み、保存袋に入れて冷凍します。味噌汁や煮物の具に使うことが多い場合は、短冊切りにして冷凍すると使いやすくなります。
[調理例]必要な分だけ切り、汁物や煮物、炒め物などに。1枚をオーブントースターで焼いて納豆と長ねぎ、かつおぶしなどをのせれば立派なおかずになります。

冷凍するメリットは、単に保存期間を延ばすだけでなく調理時に使いやすくなることです。
時間がない日でも冷凍食材を使えば、簡単におかずを増やせます。
また、冷凍保存することで、買いすぎた食材を余らせたり腐らせたりすることもなくなるので食品ロスも防げます。賢い冷凍術で、毎日の食卓を豊かにしましょう。

監修

  • 西川剛史(たかし)さん

    冷凍生活アドバイザー

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

このページをシェアする
  • LINEでシェアする
  • facebookでシェアする
  • X(旧Twitter)でシェアする