「湯通しキャベツ」でスッキリ体に

「湯通しキャベツ」でスッキリ体に

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キャベツを千切りにしてお湯をかけた「湯通しキャベツ」が、過食防止や健康にいいと注目されています。今回は、湯通しキャベツの働きを紹介します。

過食を防ぎ腸内環境もよくする

キャベツは湯通しするとカサが減るので、無理なくたっぷり食べられます。
食前にとれば食べ過ぎ防止になり、さらに食物繊維とオリゴ糖が腸内環境を整えてくれるので、脂肪の排出がスムーズになるよう働きかけて、いいことがいっぱいなんです。

また、キャベツには、ファイトケミカルという強力な抗酸化作用のある成分や、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれているので、免疫力をつけ、生活習慣病を防ぐといった効果も期待できます。

そしてキャベツを生でそのまま食べるのではなく湯通しするのは、以下のような利点もあるためです。

◎オリゴ糖が腸内環境を改善
湯通しするとキャベツの甘みが増します。この甘みは、細胞の外に溶け出したオリゴ糖によるもの。生のキャベツよりも腸内細菌のエサとして利用されやすく、腸内環境の改善に効果的です。

◎満足感があるから過食を防げる
湯通しキャベツ100gは約20kcalと低カロリー。カロリーを気にせず、無理なくたくさん食べられるので、満腹感が得られやすく過食を防げるように。

過食を防ぎ腸内環境もよくする

湯通しキャベツは細く切りすぎると食感がなくなり、美味しさや食べ応えがダウンするため、5㎜程度の千切りがオススメ。
お湯をかければかけるほどキャベツが柔らかくなるので、好みの硬さに見合わせてお湯の量を調節しましょう。
「キャベツの千切りをこまめにするのは面倒」という人は作り置きしておくと便利です。さまざまな具材と組み合わせて、アレンジするのもいいでしょう。

地域になるべく近い産地の旬のキャベツを活用すれば、生産・輸送・保存にかかるエネルギーを低く抑えられ環境保護にもつながります。
揚げ物やお肉など脂肪分の多いものを食べるときは、前菜として美味しい湯通しキャベツをたっぷり食べて、スッキリした体を目指しましょう。

監修

  • 周東(しゅうとう)寛(ひろし)先生

    医療法人健身会 理事長

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

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