食べ物で涼感UP!が夏の快眠のコツ

食べ物で涼感UP!が夏の快眠のコツ

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寝苦しい夜が続く夏は、体を冷やす作用がある夏野菜を食べて内側から涼しくしましょう。プラスして、睡眠ホルモンを作り出す食材をメニューに組み合わせると、暑さに負けない質のいい睡眠に導いてくれます。

夏野菜+メラトニン食材で快眠ゲット!

スイカ、きゅうり、ゴーヤ、なす、トマトなど、夏に採れる野菜や果物はビタミンCやβカロテン、ビタミンEなど、抗酸化作用を持つ栄養素が豊富。その一方で、カリウムと水分を多く含むため、体を冷やす作用も持っています。

体の熱を取るのは夏野菜だけではありません。唐辛子は代謝がよくなり体がポカポカする一方で、汗の排出で体表温度を下げ、体にこもった熱を逃がす働きが。
また、エビやホタテなどに含まれる「グリシン」というアミノ酸は、就寝中の体温を下がりやすくすることで熟睡をサポートします。

これらの体を冷やす食材に加え、睡眠ホルモンといわれる「メラトニン」をつくる食材を組み合わせると、熱帯夜の快眠に効果的です。

メラトニンを含む代表的な食材は青汁の主材料でもあるケールという野菜です。また、牛乳や赤身魚に含まれる「トリプトファン」という成分は、覚醒作用があるセロトニンの原材料ですが、面白いことに夜はセロトニンがメラトニンに変化します。

そうした食材の性質を利用して、熱帯夜でも快眠に導いてくれる、こんなメニューはいかがでしょうか。

◎朝食
トマトとケールのサラダに加え、和食なら納豆、赤身魚、豆腐。洋食ならチーズ、ヨーグルト、卵などのトリプトファンが多く含まれる食材を取り入れて。

◎昼食
体の熱を逃がす唐辛子と、トリプトファンを含み日中の活力を生み出す肉を合わせて、唐辛子入りの肉野菜炒めなどがオススメ。デザートにはスイカを。

◎夕食
グリシンが多いホタテとエビが入った海鮮丼と、きゅうりの酢の物。就寝前にはメラトニンを作り、心と体をリラックスさせる効果を持った牛乳か、緊張を取り除いてくれるカモミールティを一杯飲んで。いずれも温かくして飲むことで、体の奥の熱が手足から逃げて行きます。

夏野菜+メラトニン食材で快眠ゲット!

冷房の室温設定は28℃が推奨されていますが、熱帯夜にはついついそれよりも低くしてしまいがち。でも食べ物を使った涼気テクを上手に取り入れれば、エアコンの温度はエコ設定でも安眠できるようになりますよ。

監修

  • 坪田 聡先生

    医師 医学博士 雨晴クリニック 副院長

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

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