股関節の痛みを防ぐための日常生活の注意点

股関節の痛みを防ぐための日常生活の注意点

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股関節の痛みが心配で安静にしてばかりいると、逆に痛みが増すサイクルに陥って、歩くのもままならなくなる可能性も! 股関節への負担を軽くするポイントをお教えします。

痛みを出にくくしながら動く

股関節の痛みが激しい進行期は、安静にしているのが妥当な選択です。
しかし、痛くて動けないというほどではないのに、痛みが出るのをこわがってジッとしているのは「安静にしすぎ」とも言えます。

こうした生活をしていると、あっという間に筋肉が弱ってきます。筋肉には股関節の動きを安定させる役割があるため、筋肉が衰えると、ちょっと動いただけで痛みが出やすくなります。
そのため動くのがいやになり、股関節がさらに痛みやすくなる…という悪循環に陥ってしまいかねないのです。

痛みが出ない動き、あるいは、杖や手すりを使うことで痛みをさほど感じない動きはやめないことが大切です。
また、下半身は動かさなくても、上半身は動かす動作や体操を積極的に行いましょう。

さらに日常生活で、股関節に負担をかけない注意点をご紹介します。

●体重をコントロールする
股関節には、立ち上がったり歩くなどの動作をするとき、体重の数倍もの負担がかかっているとされます。負担を軽くするため、肥満の方は食事で適正体重にしてください。

●イスには浅く座る
股関節が痛みやすいのは、腰かけた状態から立ち上がる動作です。これはイスが低いほど、また深く腰かけているほど股関節への負担が増します。
そのためイスに腰かけるときは、できるだけ浅く、高いイスにチョコンとお尻を乗せる形で座ると痛みが出にくくなります。
深く腰かけてから立つ場合は、いったんお尻を前方にずらし、浅く腰かけた状態にしてから立つようにしましょう。

●しゃがむ動作はできるだけ座って行う
しゃがみこんで行う動作、あるいはしゃがみこみから立ち上がる時は、股関節への負担が増し股関節に痛みがでやすくなります。イスを利用したり、ひざを床につけて行うようにしてください。

●洋式の生活で負担を軽くする
畳に布団を敷いたり、ちゃぶ台などの低いテーブルを使って床に座る和式の生活をしていませんか。こうした生活スタイルは足腰を鍛える効果がある反面、股関節にトラブルのある人には負担が大きいといえます。寝るのはベッド、食事はダイニングテーブルとイスに変えていきましょう。

痛みを出にくくしながら動く

●マジックハンドを使う
床に落ちたものをひろうときなど、意外に活躍するのがマジックハンドです。ホームセンターなどで、数百円ほどで買えるので、活用してみてはいかがでしょうか。

こうした工夫で股関節への負担が軽くなると、痛みが出にくくなり、外出時も積極的に歩けるようになります。すると車に乗る機会が減ることで、CO2削減など環境負荷の軽減にもつながります。さまざまないいことにつながる、股関節を守る生活を心がけていきましょう。

監修

  • 石部基実先生

    石部基実クリニック院長、医学博士

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊20周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

【出典・参考文献】
『股関節の痛みは治る!』(すばる舎)

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