「豆腐一丁朝食」で食べすぎ防止

「豆腐一丁朝食」で食べすぎ防止

更新日:

食べ過ぎが気になっている人におすすめなのが、朝のお豆腐。あっさりした豆腐には、意外な満腹効果があったのです。

たんぱく質で食欲をSTOP!

しっかり食べているはずなのに、もっと食べたくなって、つい食べ過ぎてしまう…。

そんな人は、食事にたんぱく質が足りていないのかもしれません。
たんぱく質は、体を作る材料となり、生きていくために必須の栄養素。そのため、脳はたんぱく質への欲求がとても強いのだといいます。

そして、朝にたんぱく質をしっかり摂ると、満腹感が続きやすく、過剰な食欲を抑えるという研究結果もあるのです。

また、朝にたんぱく質を摂ると、代謝がアップして、エネルギッシュに1日をスタートできるというメリットも。

そこでおすすめなのが「豆腐一丁朝食」です。
朝から肉をモリモリ食べるのはしんどいという人も、豆腐なら食べやすいのでは。

1日に必要なたんぱく質の摂取推奨量は、成人男性で60g、女性で50gとされています。
木綿豆腐なら1丁(300g)で、約20gのたんぱく質が摂れるのです。

朝におすすめの豆腐レシピもご紹介しましょう。

●豆腐と卵のとろとろスープ
鍋に、崩した絹ごし豆腐と水を入れて火にかける。
ひと煮立ちしたら、鶏ガラスープの素、塩・こしょうで味を調え、溶き卵を流し入れる。
器に盛り、万能ねぎと、ごま油少々をかける。

●豆腐の納豆トースト風

たんぱく質で食欲をSTOP!

木綿豆腐を横半分に切り、キッチンペーパーで包んで水気を取る。
フライパンにオリーブオイルを熱して豆腐を入れ、焼き色がついたら裏返す。
納豆に付属のたれを混ぜておき、豆腐にのせ、とろけるチーズを好みでのせて、ふたをしたら2~3分蒸し焼きにする。
仕上げに黒コショウをふる。

●豆腐と小松菜のサラダ
木綿豆腐は手で崩してキッチンペーパーで包み、軽く水切りする。
小松菜は1/2束を5mm幅に切る。
ツナ缶の油を切り、材料をすべてボウルに入れて、好みのドレッシングであえる。

毎朝の豆腐で食べ過ぎが防げると、食欲がコントロールできて、買いすぎ防止にもなります。すると食品ロスも出なくなり、環境にもよい生活に。
「豆腐一丁朝食」を習慣にして、健康的な毎日を送りましょう。

監修

  • 永田孝行先生

    医学博士、日本ダイエットスペシャリスト協会理事長

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊20周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

【出典・参考文献】
・「脳による食物摂取の認知とアミノ酸恒常性維持の仕組みに関する研究」日本栄養・食糧学会誌 第67 巻 第2 号 65‒72(2014)
・「PFC比の異なる食事摂取が空腹感に及ぼす影響」山梨医大紀要第15巻,35-41(1998)

このページをシェアする
  • LINEでシェアする
  • facebookでシェアする
  • X(旧Twitter)でシェアする