わたしの再春ストーリー

60歳を超えた新たな挑戦。落語家デビューのきっかけ

更新日:

いくつになっても、新しいことにチャレンジするのはドキドキ、ワクワク。らく健は、みなさんのかつて叶えたいと思っていた夢や憧れへの挑戦を応援しています!今回は、楽天シニアをきっかけに新しいチャレンジをして落語家になり、ご活躍の幅を拡げているYさんにお話を伺いました。

※再春とは…再春は、年齢に縛られずにチャレンジして、新しい発見や充実した生活を送ること。青春時代に取り組んでいたことに再挑戦したり、年齢やライフステージの変化で諦めていた夢をもう一度追いかけたり、新しいことを始めたり、どれも「再春」です。

“声”を使うことをいろいろやってきた

楽天シニア:
Yさんは楽天シニアアプリからいろいろなイベントにご参加いただいていますが、なぜいろいろ参加されている中で落語がお好きなのか?という点と、落語に夢中になられている理由を教えていただけますか?

Yさん:
はい、私も不思議に思っているくらい、のめりこんでしまっております(笑)。楽しかったというのが、答えになります。コロナの前、10年くらい前に腹話術を勉強していました。そういうことが好きなのだと思います。で、今度は口を動かしてしゃべるということを練習して。今日も声の勉強をさせていただいて。すごくいい講座でした。先生がお上手すぎて、ちょっと心の負担に。

楽天シニア:
へぇ~!Yさんもすごく柔らかくて、素敵なお声だな~って思っていました。

Yさん:
私、しゃべる仕事もしているのですが、声が小さい時と大きな時があるみたいで、声が届かないことがありまして。しゃべりすぎると声が枯れてしまうので、声の使い方の勉強をしないといけないなとずっと思っていたのです。年に1回くらい声が全く出なくなってしまう時もありまして。歌って踊ることもあるのですが、耳鼻科のお医者さん曰く「歌って踊るのが一番悪い」そうで…。

楽天シニア:
(一同笑い)

Yさん:
声の勉強をするために今日も講座を受けましたし、落語もそういう考えもあって参加してみました。物語を話すのも好きで、“五行絵本”“五行話”といってどんな物語でも5行で完結させることを自分で考えて、小さなお子さんに教えることもあるのですが、そのような活動を私の落語の師匠に伝えたところスルーされてしまいました(笑)。

楽天シニア:
(一同笑い)

楽天シニアに出会って、落語とも関わるように

Yさん:
私の自己紹介としては、フルートを演奏する仕事をしています。音楽教室で教えたり、市や団体主催の教室で指導したりもしています。コロナの前はフル稼働でやっていたのですが、バッタリ仕事がなくなってしまって。

ちょうどその頃に楽天シニアに出会いました。本当に救われまして(笑)。アプリに歩数計が付いていて楽天ポイントももらえるから、歩く理由になります。駆けずりまわって、ポイントを全部獲得しております(笑)。

楽天シニア:
ご利用いただいてありがとうございます!

Yさん:
そのようなことが楽天シニアとの関わりであり、落語と出会った関わりでもあります。私の落語の師匠はすごく自由にさせてくれます。本来、落語の師匠というととても厳しいらしいのですが。例えば、まずネタを選ぶところにおいても、師匠がだめと言ったことがないんですって。私はまだ試していないのですが、師匠に教わるのにどんなに難しい大きなネタを持ってきても、いいよって言うらしいです。

自転車に乗りながら落語のしゃべりの練習もしています。コロナ以降、マスクを付ける日常だったのでちょうどよかったのですが、一人でしゃべっているので、すれ違いざまは怖いかもしれませんね(笑)。

楽天シニア:
まわりからは見えないですからね!

Yさん:
以前は独り言を話す人が少し苦手だったんですけれど、私が独り言をする側になってみて、あぁなるほどと納得しながら、今では大きな声で「三太夫!」って言いながら歩いています(笑)。

噺家としての活動

Yさん:
月に1回、楽天シニアがオンライン落語会をやっていただいていますよね。「100円落語会」。500人も集まったんです!そこで、まぁ素敵な今の師匠に出会って、すっかりぞっこんになって、今に至ります。

オンライン落語会では、ミュートを外して「いよっ」とか掛け声を掛けています。生活音も入ってしまうのはだめでしょ!と思ったのですが、師匠曰く、食べたり飲んだりしながら聞くのが本来の落語だそうで、和気藹々とこれでいいんだなぁと学びました。

初めて楽天シニアの落語講座を受講した時に、師匠からわざわざテキストが届いてびっくりしました。すごく歓迎されているなと。それから、「楽亭宮美(らくてい みやび)」という高座名もいただいて、寄席文字で書いていただきました。

落語を始めて1年経ち、進退どうしようかなと思った時期もありましたが、結局続けることにしました。人前でできる落語の持ちネタは8つに。同じ講座の姐さん方はとてもお上手です。1つのネタを1年とか半年とか時間をかけて稽古なさっているので、上手くなるに違いないですね。

親戚や家族にも披露して練習

楽天シニア:
落語を始めて1年とおっしゃられましたが、楽天シニアの講座に参加してから1年ですか?

Yさん:
そうです。初めて師匠の高座が目に飛び込んできて、恐る恐るうけてみました。そのあと師匠の落語講座に参加しました。最初のうちはできる限り受講していたんですけれども、そのうち他の方が予約できなくなるかもと思い遠慮しながら…(笑)。最近は、ちょっと減ってきています。やっぱり講座の課題が多いとこなせないんですよね。黙って聞いているのはよいのですが(笑)。

落語の稽古は、とにかく人に聴いてもらうことで上達します。ある有名な落語家さんが修行中に親戚を7軒、何度もぐるぐると回って聴いてもらったそうです。最初のうちは喜ばれて、ご祝儀までいただいたそうですが、そのうちに居留守を使われるようになったとか。

私も一人で稽古するだけでなく、ことあるごとに親戚や友人相手に喋らせてもらっています。最初のうちは「こんなに話せるのか!」と驚かれ喜ばれましたが、だんだんと「また落語か?」と思われている感触です。

楽天シニア:
(一同笑い)

Yさん:
子供はお話が好きですね。親戚の集まりがあると、甥と姪の子供達が「お話聞かせて」と、椅子を並べて寄席を作り始めるんですよ。そのうち子供達に「寿限無」でも教えようかと思っています。

楽天シニア:
落語を始められて、家族や親戚の方などのお付き合いも多くなったということですか?

Yさん:
はい!そうですね。尊敬されて、「すごいね!」って褒められて、うれしいです(照)。親戚に認められるって思ったより大きなことですね!そのことに気が付きました。

高齢者も落語が好きですね。私は町内会のイベントや介護施設で音楽療法やコンサートをしていますが、その中で落語を喋ってみたら皆さん喜んでくださり、最近になって次々とお呼びが掛かるようになりました。


「落語」という言葉だけでニコニコと目が輝き始めるので、落語の力を感じます。私も元気をいただいています。

楽天シニア:
落語を始めたことで、Yさんの生活や心境の変化などはありましたか?

Yさん:
無駄な時間がないですね。必ず話していますから。他にも、落語の稽古で大きな声を出すことがあるので、家族にはちょっと迷惑かけている…かな!(笑)。かつては喉のトレーニングも行っていたのですが、こちらは落語で補えているかなと!

Yさんの飽くなきチャレンジ

楽天シニア:
落語に限らず、Yさんがこれから挑戦していきたいことなど、ありますでしょうか?

Yさん:
実は着物を何十年も着ていなかったので、着付けを習い始めました。次の高座に着物を着ていかないといけないので着物屋さんに相談に行きましたところ、習うことに。でも、途中から残念なことに着物の営業話が入ってきてしまいまして…(笑)。

落語も本来は、普通に入門すると大変お金がかかるので、楽天シニアに感謝です(笑)。100円でイベントに参加できるキャンペーンを利用させていただいて、本当に申し訳ないですね。

楽天シニア:
ぜひぜひご活用ください!

Yさん:
私ぐらい得している人他にいないですよ、きっと。時間はない時ほど、忙しくしている時ほど隙間時間を使うので。暇だと何にもしないことが多いと思いますので、刺激になって、いつの間にか年齢を忘れている気がします。

そして、自分の進歩も感じます。いくらでもよくなっていくなと。身体のことも落語のことも。楽天シニアさんには感謝しています。

楽天シニア:
本当にYさんはいろいろなことに挑戦されているんですね。

Yさん:
どんどんいろいろやるようになって…おります。語学も3ヵ国語を勉強中です。

楽天シニア:
すごい!なにを勉強されているんですか?

Yさん:
英語とフランス語と中国語です。

楽天シニア:
素晴らしいですね!お師匠さんの主催で、Yさんがオンライン寄席で高座を務めていくこともお聞きしました。新たな挑戦を続けるYさんは、まさに再春を謳歌していると言えますね。Yさんのさらなるご活躍を応援しています。

ビバ再春!みなさんの新しいチャレンジを応援しています!

みんなの再春応援プロジェクト

制作協力

  • Yさん/60代

    神奈川県在住

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