音楽を通じて、人に元気を届け続けたい

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制作:楽天シニア

「楽天シニアリズムdeリフレッシュ(ヤマハ)定額プラン」で活躍している話題の先生にスポットライトを当て、講師になった背景や元気でいられる秘訣について伺いました。

言い出せなくなった「歌手の夢」

私が音楽に興味を持ち始めたのは、物心がつく前からだったと思います。3歳や4歳の頃でしょうか。テレビの歌番組を見ては、いつも画面越しの歌手と一緒に歌っている、歌が大好きな女の子でした。特に当時は本田美奈子さんが好きで、よく真似をして歌っていたことを憶えています。

その頃の夢はもちろん歌手になることでした。最初は将来の夢として堂々とみんなに話せていました。しかし、大人に話すと時々笑われることがあり、次第にそれが恥ずかしくなって、人前で夢を語れなくなってしまいました。

「歌手になりたい」こそ語れなくなってはいましたが、その頃には音楽が本当に大好きになっていました。ですから、小学校3年生の時には吹奏楽部に入り、打楽器を担当するようになります。打楽器を選んだのは、顧問の先生に勧められたのがきっかけです。打楽器との出会いで、私の音楽の世界はさらに広がりました。それと同時に、これまで以上に音楽にのめり込んでいく自分がいました。

高校は音楽科打楽器専攻に進学し、クラシック音楽を本格的に学びました。マリンバのソロコンクールに参加したり、県内高校初の全日本吹奏楽コンクールに出場したりと、音楽にあふれた学生時代でした。音楽は私にとって単なる趣味ではなく、自己表現の手段であり、成長の一部でした。

保育士を経て、音楽の世界へ

高校卒業を機に一度音楽から離れ、保育士の道を選びます。それは将来を考えた時に、音楽だけで生活していくことに少し不安を感じたためです。保育士として3年間働きました。無邪気な子どもたちと過ごす日々はとても充実していました。しかし、保育士として働いている間にも、心の奥底では常に音楽への情熱がくすぶり続けていたのです。やがて「やはり私は音楽の道に進みたい」と強く思うようになっていました。子どもの頃、言えなくなっていた「歌手になりたい」という夢も、今なら堂々と言える気がしました。こうして私は、思い切って保育士を辞め、鹿児島から東京へ上京することを決意したのです。

東京へ移った私は、かねてより尊敬していた先生のレッスンを受けることになりました。
レッスンを受けながら、シンガーソングライターとして音楽活動を開始します。

そんな生活を数年間続ける中で、たくさんの素晴らしい経験をしました。私はもともと人見知りな性格ですが、音楽を通すと、世代を問わずコミュニケーションが取れたこと。また、自身で楽しく音楽をやっていると、周りの人も笑顔になってくれる瞬間を何度も感じたこと。これまで、自分が楽しいというだけで続けてきた音楽が、こんなにも人に作用するのかと感じた経験でした。

このことをきっかけに、私の中でフツフツと「この大好きな音楽を誰かに教えたい」そんな気持ちが芽生えていきました。それも、できることなら私が子どもの頃から大好きな歌を使って。このようにして、私はボーカル講師としての道を歩みはじめ、今日にいたります。

吉松恵菜先生のとある一日

たくさんの生徒さんとのレッスンを通じて、まるで元気をお互いに交換しているかのような、心の充足感を得られる日々を送っています。

7:30〜8:00 起床
起床後、カーテンを開け、朝日を浴びます。日光は目覚めの効果はもちろん、「今日も一日がんばるぞ!」と気分が上がります。

8:00〜9:00 朝食、身支度
歌唱はとてもエネルギーを使う行為なので、朝食はしっかりと摂るようにしています。

9:00〜10:30 移動
移動中に、今日のレッスンの流れをおさらいします。生徒さんをしっかりとイメージしながら考えます。

11:00〜21:30 レッスン
連続してレッスンがあるため、決まった時間の休憩はありません。ですから、レッスンの合間をみて、こまめにエネルギー補給をするように心がけています。

22:00 帰宅、夕食
夕食をとり、リラックスタイム。明日のレッスンの準備もこの時間に行います。

1:00〜1:30 就寝
今日の出来事を振り返りながら、睡眠をとります。

音楽の持つ力を感じる瞬間

私が講師として活動する中で最も嬉しいのは、生徒さんから「先生と話していると元気が出る」「楽しかった」と言ってもらえる瞬間です。音楽を通じて多くの人と出会い、一緒に時間を共有できることは、私にとって何よりの喜びです。特に、歌を通して生徒さんの笑顔が増えていくのがわかると、音楽の持つ力を強く感じます。

音楽は、言葉を超えたコミュニケーションツールです。レッスンを通じて、生徒さん同士が仲良くなり、音楽を中心にしたコミュニティが生まれるのを見守ることは、私にとって大きな喜びです。これからも音楽を通じて、生徒さんに元気を届け続けたいと思っています。

憧れの先生になるために。私の講師以外の活動

現在、私はボーカル講師として活動する一方、アーティストとしての活動も積極的に行っています。それは、私が幼少期に歌手に憧れたように、生徒さんたちにも「憧れの存在」でありたいという思いからです。

講師として、生徒さんと直接関わりながら歌の技術や表現力を伝えることには大きなやりがいを感じています。しかし、私は何よりも音楽が大好きであり、自分自身でも音楽を通じて表現したいという強い思いがあります。アーティスト活動を続け、音楽を追求することは、生徒さんに音楽の楽しさや奥深さを伝えることにもなるでしょう。また、単に技術を教えるだけでなく、音楽を通じてよりよい刺激を与えることは、説得力にもつながります。

それだけではありません。生徒さんに憧れてもらうことで、私自身も成長を続けなければならないという気持ちになり、常に身が引き締まる思いでいます。自分の技術を向上させ、エネルギッシュでポジティブな姿勢を保つことは、レッスンにもプラスになることでしょう。

これからも、自分の音楽活動やライブで培った経験や知識を生かして、生徒さんの成長を全力でサポートしていきます。音楽の楽しさをみなさんで共有していければと思っています。

歌の力で病気知らず。美容にもおすすめ!

私は、歌うことが心身の健康に非常に有効だと感じています。しっかりと腹式呼吸で歌うとさまざまな筋肉(横隔膜や腹筋、背筋など)を使うため、筋トレにもなるのです。これにより体全体の血流が良くなり、体温が上昇し、その結果免疫力にもよい影響があります。実際、私自身も歌を始めてから平熱が上がり、一年を通して風邪をほとんどひかなくなっているのです。

さらに、歌うことは美容にもおすすめです。
歌唱中は顔の筋肉を多く使いますよね。歌うことで、口は縦に開いたり横に広がったり、すぼめたりとさまざまに変化します。この複雑な動きを通じて、顔の表情筋が鍛えられ、顔のたるみを予防するのです。また、正しい呼吸法で歌うことは、肺活量が上がり、声量も落ちず声にハリがある若々しい声を保つことにもつながります。

歌うことのメリットはまだあります。脳全体が刺激されることです。歌を歌うことでエンドルフィンやドーパミンといった幸せホルモンが分泌され、自然と陽気で元気な気分になります。これは、ストレスを軽減し、気持ちを前向きにする作用があります。

歌手の人は、実年齢よりも若く見られている方が多いと感じませんか。例えば、石川さゆりさんを思い浮かべてみてください。若々しいですよね。私の生徒さんも本当に健康的で明るい方々ばかりなんです。多くを語りましたが、これらの影響はすべて私自身も実感しているものです。私が感じているこれらの影響を、これからも多くの方に届けていきたいと思います。

歌は最も身近な楽器です。とても原始的なものですが、少し意識を向けるだけでこんなにも健康に大きな影響をもたらします。技術の上手い下手は二の次です。まずは「楽しい」という体験を知ってもらいたいです。難しく考えず、楽しみながら続けることが健康への第一歩。音楽の力で、一緒に健康でハッピーな毎日を作っていきましょう!

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制作協力

  • 声 de リズム 吉松恵菜先生

    楽天シニアリズムdeリフレッシュ(ヤマハ)講師

    高校より音楽科に進学しクラシックや打楽器を学ぶ。2004年からポピュラーボーカルや作詞作曲を開始、現在はアコースティックユニット他でボーカリストとして都内を中心にライブ活動を行う。ヤマハミュージックスクールのボーカル講師としても活動中。

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