体を冷やさない食べ方のコツ

体を冷やさない食べ方のコツ

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冷え性を改善するには、毎日の食事でよりよい選択を積み重ねていくことが大切です。どんな時でも、体を冷やさない食事を選ぶことができる知識を身につけて、病気を寄せつけない体を作りましょう。

冷やさない食べ方をゆるく続けるのがコツ

食事で冷えを改善するには、最低でも3カ月はかかるとされます。気長に続けるためにも、体を冷やさない食べ方のコツを知ってゆるく続けるのが大切です。

冷えない食べ方のコツは3つあります。1つ目は「常温のもの、温かいものを摂る」こと。水やお茶といった飲み物のほか、野菜や果物類も常温か温かい物を摂るようにしましょう。

2つ目は「よく噛んで食べる」こと。あごの筋肉を使うことで体温が上がりやすくなるほか、消化しやすくなるので胃腸の負担が減り、体が冷えにくくなる効果があります。

3つ目は「食材を選ぶ」こと。野菜では、緑黄色野菜が不足しがちですが、色の濃い野菜は抗酸化成分の宝庫。体の老化やサビつきを抑え、代謝のいい体をキープして冷えを防ぎます。

また、ワインは「白ワインよりも、赤ワイン」の方が抗酸化成分のポリフェノールが豊富で冷えにくいとされます。

冷やさない食べ方をゆるく続けるのがコツ

お肉は、体の温め効果を期待する場合、鶏肉よりも豚や牛などの赤い肉に有効成分が。「ミオグロビン」という色素分子の鉄分が、体を温めるサポートをしてくれます。羊肉がベストですが、手に入りやすい食材だと牛肉がおすすめです。

冷たい食べ物・飲み物は控えるのが基本。しかし真夏など、どうしても冷たいものを摂りたいときは、こんな選び方をしてみてください。
ジュース類は、氷をはずして飲むようにしてください。アイスは温かい飲み物と一緒に摂るか、食後に白湯を摂って胃腸を冷やしたままにしないように気をつけて。

食べ方で体温を整えることは、冷暖房の使用時間削減にもつながります。体にいい食生活は、エネルギーを大切にする生活とも言えるのはないでしょうか。

監修

  • 今津嘉宏先生

    芝大門いまづクリニック院長

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

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