昔から、首・手首・足首は冷やしてはいけない場所と言われてきました。ここが冷えると、さらに全身が冷えてしまうためです。逆に温めると、全身をホカホカに。3つの首をケアして体を温めましょう。
首・手首・足首から血流を促す
部位に「首」と名前がつくところには、太い血管が集中しています。ここを冷やしてしまうと、冷たい血液が体中を巡ることになり、全身の冷えにつながるのです。
室内の温度が低い時は、カーディガンやショールなどの羽織り物やくつ下で3つの首を保護しましょう。手首や足首にティッシュペーパーを1枚巻きつけるだけでも冷え対策になります。
<冷えを寄せ付けない3つの首ケア>
○首
両手で首の前側を上から下になでおろしましょう。のど仏の左右にある血流改善のツボを刺激できます。また首の血流が悪くなると、頭がボーッとしたり、顔だけほてるなどの不調が現れます。首を左右にゆっくり回すと改善し、上半身の血流がよくなります。
○手首
親指と人差し指を使って反対の手首を握ったら、ひじの方に向かってさすり、血流を促しましょう。また、手首の曲げ伸ばしも有効です。両腕を体の前で伸ばし手のひらを下に向けたら、手の甲が見えるように手首を立てたり、下に倒したりしてパタパタしましょう。体の末梢を刺激することで、全身の血行を促進します。
○足首
ふくらはぎから足首にかけては、心臓に血液を送り返すように働く部分です。足のくるぶしを両手で下から上になでて血流をサポートしましょう。また、長座で床に座り、つま先を天井に向けたり、前方に向けたりして、足首を曲げ伸ばしします。手首と同様に、末梢を刺激することで血行が良くなっていきます。
空調の整った環境で過ごすことが多い現代人は、気温の変化に応じて体温を調整することが苦手になっています。3つの首をケアして体温を調節できるようになれば、空調の過剰な使用の抑制につながります。
監修
川嶋 朗先生
神奈川歯科大学大学院統合医療学講座 特任教授
制作協力
からだにいいこと
創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。