更年期以降は女性ホルモンの減少でで、骨が弱くなったり、さまざまな不調が起こったりします。骨を適度に刺激して「骨ホルモン」を出せば、その作用で気になる症状を改善できるように。「なわとびステップ」で楽しく、骨活+更年期ケアをはじめましょう。
骨ケアで更年期の不調も改善
なわとびをするように、かかとをトントンして骨を刺激すると、新たな骨が作られやすくなります。このとき、臓器を活性化させる「オステオカルシン」の分泌も促進。これは骨芽細胞から分泌され、“骨ホルモン”とも呼ばれます。
更年期以降、女性ホルモンが減ると、骨粗しょう症や動脈硬化などの症状が進みますが、この骨ホルモンがそのサポートをするのです。生活習慣病の予防やエイジングケアにも働き、女性を元気にしてくれます。
骨ホルモン「オステオカルシン」の働きのひとつが、男性ホルモンの活性化です。欧米では、更年期症状が改善しない人に、男性ホルモンを補充する治療が行われているとか。
なお、男性ホルモンが活性化しても男性化するわけではありません。もともと女性にも少量ですが男性ホルモンは分泌されているのです。男性ホルモンには、筋肉を増やしたり、意欲を高めたりする効果があります。
女性ホルモンの低下で起こる不調や気力の低下の緩和にもつながるので、骨を健康にするケアは、更年期症状の対策にもつながります。
〈「なわとびステップ」のやり方〉
1)正面を向いて立つ。
2)右ひざを内側に向けて、右足が左を向くようにする。
3)2の状態のまま、右足のかかとでトントンと床を軽く15回たたく。左足も同様に行う。
4)次に、右ひざを外側に向けて、右足が右を向くようにする。
5)右足のかかとで床を軽く15 回たたく。左も同様に行う。
なわとびをするようにリズミカルに行って。好きな音楽を聴きながらやるとテンポ良くできます。
ひざを内外に動かすことで、脚のつけ根も動き血流が促進。骨ホルモンも全身を巡るようになります。
骨が強化されるだけでなく、筋肉量を増やし、気力を高めるといった効果も期待できます。動きが軽快になって、車に頼らず歩く生活が身につけば、CO2の排出削減にも役立ちます。いいことがたくさんの「なわとびステップ」を、毎日の習慣にしてみてはいかがでしょうか。
監修
山本慎吾先生
山本整形外科院長
制作協力
からだにいいこと
創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。
【参考文献】
・『“骨ホルモン”で健康寿命を延ばす! 1日1分「かかと落とし」健康法』