骨は刺激を受けることで、強くなります。意外にも階段を下りる時の刺激は、なわとびの2倍以上にもなるそう。1フロア分を6秒で下りる「階段6秒下り」で、骨と筋肉を同時に刺激してエネルギーがみなぎる体を作りましょう。
階段は上りよりも下りの方が効果大
「階段下り」は心理的にも肉体的にも負担が軽い運動。なのに、階段を上るより筋力アップ、骨密度アップに優れているというのです。
「階段下り」では、足の裏から脊柱下部の骨まで適度に強い刺激が伝わります。「階段下り」の骨刺激は、なわとびの2倍以上にも。
すると、新しい骨を作る「骨芽細胞」が刺激され、骨の形成が進行。同時に骨芽細胞から筋肉を増やす効果もあり、若返りホルモンともされる「オステオカルシン」が分泌されます。「オステオカルシン」は筋肉や脳などに働きかけ、筋力や認知能力の向上につながるとこともわかっています。
しかも、その効果は科学的に証明されており、重力に逆らって筋肉を縮める動きより、「階段下り」のような筋肉を伸ばす動きの方が筋力アップに効果的だと大学の実験でわかりました。
「階段下り」は、骨とともに筋肉も同時に強化するすばらしい運動なのです。
階段を下るときは、安全のために片手の指先で軽く手すりに触れてください。背筋を伸ばして、あごを引き、目線はやや斜め下に。これから下りる階段をしっかり見るイメージです。つま先とひざはまっすぐ前に向けて下りましょう。
1フロア分6秒の速さで下るのが目安ですが、あわてて転んでしまわないよう無理は絶対にしないで。6秒で下れる段数をこなすだけOKです。1回4フロア分を週2回行いましょう。
また、上りはエレベーターを使ってかまいません。
この「階段6秒下り」で、骨と筋肉を鍛えれば、毎日の歩行がグンと楽になっていきます。車や電車を使わない生活で、環境負荷を減らしましょう。家に階段がなくても、買い物や外出時、意識して行うだけで効果があります。
監修
坂詰真二先生
スポーツ&サイエンス代表
制作協力
からだにいいこと
創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。
【参考文献】
・『1日1分だけ、階段を下るだけ!美骨トレ』