魔法のオノマトペでムダ食いに打ち勝つ

魔法のオノマトペでムダ食いに打ち勝つ

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「食べ過ぎとわかっているのに、食べたい気持ちが抑えられない…」。そんなときは“オノマトペ”を活用しましょう。オノマトペを言うことで、ムダ食いを防ぎやすくなります。

強くイメージさせて欲望をコントロール

オノマトペとは「ガタガタ」「フワフワ」など、音や状態を表す擬音語や擬態語のこと。イメージが脳にストレートに伝わるといいます。
体は脳がイメージした通りに動こうとする性質があります。オノマトペを言うと、体が柔軟に動くなど、今までできなかったことができるようになるのだそうです。
オノマトペを上手に使えば、ムダ食い防止に役立ちます。

〈状況別おすすめオノマトペ〉
●早食いのクセを直したいとき→「モグモグ」
早食いは満腹を感じる前に、次から次へと大量に食べてしまう悪習慣です。その対策には、頭のなかで「モグモグ」と言いながら食べるのが効果的。
声に出さなくても自然と噛む回数が増え、ゆっくりと味わいながら食べられるようになっていきます。

●お菓子に手が伸びそうなとき→「グ〜ッ」
目についたお菓子をつまみたくなったら、「グ〜ッ」と声に出してみましょう。
お腹に意識がいき、音が体の内側に響くことで“衝動を体の内側に抑えこむイメージ”が強く描かれるように。口にするだけで、食べたい気持ちがセーブされるのを実感しやすくなります。

●食べ続けるのをやめられないとき→「カチッ。」
食べ過ぎとわかっていても、ダラダラ食べてしまう。そんなノンストップ状態を断ち切るには「カチッ。」と歯切れよく発声しましょう。
ドアをロックする様子がイメージされ、脳に“終了”を強く意識させます。

強くイメージさせて欲望をコントロール

●ストレスでドカ食いしそうなとき→「ニ〜ッ」
イライラしたら、食に走る前に「ニ〜ッ」と声に出しましょう。
笑顔をイメージさせるオノマトペであり、口角が上がって実際に笑顔になります。相乗効果で脳は“幸せ”と認識し、気持ちが穏やかに。

●ガンコなムダ食いグセに奥の手→「ブヨブヨ」
ムダ食いグセが体に染みつき、どうしても改められない。その特効薬が、鏡を見るたび「ブヨブヨ」と声に出すこと。
ムダ肉がたるんだ姿がイメージされ「このまま食べ続けてはヤバイ…!」という危機感をあおります。全身が映る鏡だとさらに効果がアップ!

ムダ食いをする人は、食品を過剰に用意しがちです。食べ残してしまうと食品ロスにつながり、環境にも悪影響を与えます。食べ残しを減らすためにも、オノマトペを活用しムダ食いをしない習慣を身につけましょう。

監修

  • 藤野良孝先生

    朝日大学 保健医療学部 教授

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

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