日頃の歩き方の癖が原因で骨盤や股関節が歪んでしまうことがありますが。骨盤や股関節が歪むと、腰痛や肩こり、冷えや代謝の悪化など、体全体の不調を引き起こすことがあります。そこでおススメなのが、足裏を刺激して歪みをとる「足裏10点押し」。ふだんの歩き方を工夫するだけで簡単に行えるのでぜひ実践してみてください。
足裏の10点を刺激して歪みと腰痛を改善!
10点歩きとは、足の裏の10点を意識しながら歩くウォーキング法です。ウォーキングする際、足裏の「母指球」ばかりに重心をのせている人がほとんどだそう。同じ場所に重心がかかることで偏りが生じ、骨盤や下半身全体に歪みが生じます。そこで、足裏の10カ所に順に重心をのせて歩く「足裏10点歩き」をすることで、骨や関節の歪みが改善が期待できます。また、強調するポイントをこまめに変えることで、疲れず長時間歩けます。
【足裏10点歩きのやり方】
歩く際に意識するのは、指先5点、母指球1点。小指のつけ根1点、かかと3点の計10点。
1…親指の腹
2…人差し指の腹
3…中指の腹
4…薬指の腹
5…小指の腹
6…小指の下の足裏外側
7…かかとの外側
8…かかとの先
9…かかとの内側
10…母指球
1点ずつ重心をのせていき重心を移動させながら、10点まんべんなく刺激します。
他にも、同じ歩幅で歩き続けるのではなく、小股大股を取り入れて関節をほぐす「歩幅いろいろ歩き」や、つま先を外側内側にあちこち向けて歩く「つま先いろいろ歩き」など、アレンジしてみるのもおすすめです。
いずれも重要なのは偏った歩き方をしないこと。骨盤をやわらかく動かすことを意識してみてください。
監修
長谷川智さん
ヨガ、ボディワーク研究家/桐朋学園大学講師
制作協力
からだにいいこと
創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。