一生懸命になりすぎて心が力んでいたり疲れている時、何も考えずにのんびり過ごしたいと思っても、力を上手に抜く方法がわからないことはありませんか?本記事ではそんな時におすすめな「気ままさんぽ」をご紹介します。
まずはあなたの「力み度」をチェック
下の項目に当てはまるものはありますか?
まずは自分の心と体の力みを自覚しましょう。
心の力み
□好きなことに集中できない
□家族と一緒にいると落ち着かない
□親しい人と会話をしても楽しくない
□自然の中でリラックスできない
□SNSを見ていないと気が済まない
体の力み
□肩、首、背中、腰などのコリや痛み
□頭痛がする
□目の疲れを感じる
□のどに違和感がある
□手足が冷える
それぞれ2つ以上当てはまる人は、“活動スイッチ”が入りっぱなしで緊張を強いられる生活が続いている可能性大。1人でゆっくりお茶を飲む、キレイな景色を眺めるなど、のんびり自分のペースで過ごす時間を持ちましょう。これから紹介する「気ままさんぽ」もおすすめです。
「気ままさんぽ」で脳を休ませ、自分らしさを取り戻す
疲れは、脳が感じるものです。脳には体の各所を司る担当部分があり、その一カ所に刺激が集中すると疲れを感じやすいといわれています。そこでおすすめなのが「気ままさんぽ」です。なるべく何も考えずにひとりでぼーっと歩いて体を動かすことで、体は活動モードでも脳はリラックスした状態でいることができます。また心地よいリズムで体を動かすことで、全身の緊張や力みが抜けて、心身ともに幸せモードになります。
誰も気にせず1人で歩くと、距離もスピードも自分のペースで決められます。誰の目も気にすることなく景色を楽しみながら、気楽な時間を過ごしましょう。好きな音楽を聴きながら歩くのも良いでしょう。
1人の時間はSNSを封印するのもおすすめ
人は無意識のうちに心も体も力んでしまいがち。家の中ではなるべく活動スイッチをオフに切り替えて、自分だけの時間を過ごすことが大切です。そのために大切なのが、1人時間はSNSなどで人とつながらず、1人でいることを大切にすること。そうすることで、SNSで人に気を使ったり元気そうに振る舞ったりとがんばりすぎずに、1人で自分らしく過ごすことができます。肩の力を抜いて「がんばらなくてもいいよ」「疲れたから休もう」と自分を優しくいたわり、認めてあげると、心と体の力が抜けて不調が軽くなるかもしれません。
力の抜き方がよくわからなかったら、まずグっと肩に力を入れてみて!肩に一度力を入れたら体は勝手に脱力し、自然と力が抜けてリラックス効果を得られます。両方の肩を耳に近づけるように上げ、70%程度の力を10秒間入れたら力を抜いてストンと肩を落とします。緊張状態と力を抜いた状態の違いを実感できます。
監修
信田広晶先生
精神科医/しのだの森ホスピタル理事長・院長
制作協力
からだにいいこと
創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。