股関節にトラブルがある人のウォーキング法

股関節にトラブルがある人のウォーキング法

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股関節の違和感や痛みが気になって、ウォーキングを控えていませんか? 歩く時の注意点をお教えします。

まずは休みながら歩いてみる

歩いたり運動すると、股関節に負担がかかって痛みが悪化するのでは…? そう思って動くのを控えている人がいますが、体を動かすことは、筋肉や関節を健康な状態に保つために必要です。
中でもウォーキングは、かかとから接地するように歩くと股関節への衝撃を少なくすることができるので、試してみてください。

この「かかとから着地」がなぜいいのかもご説明しましょう。私たちの足は歩行のとき、かかとから着地した後、前に進むために重心が前方に移動していきます。
つま先が地面に着くころには、自分の片脚に体重が乗っていることがわかるでしょう。
その体重をつま先で地面を蹴るようにして前に送り、最初に接地したかかとから地面を離れます。
これを左右の足でリズミカルにくり返して歩きます。
このように歩くことによって、下肢の筋肉、膝関節、足関節がクッションのように働き、股関節への負担が少なくなるのです。

ただし、違和感があるときは、注意も必要です。
まず、ウォーキングをしているとき、股関節に違和感や軽い痛みを感じたら、ひとまず足を止めて、5~10分ほど休憩し、様子をみましょう。

また、歩けると思っても、続けて歩かずに、30分歩いたら5分休むなど、股関節や筋肉を休ませる時間を適度にはさんでください。

このように休憩を入れることで違和感や痛みが和らぐ方は、ぜひウォーキング取り入れていきましょう。
ただし、痛みをガマンして歩く必要はありません。痛みや違和感が出ない範囲で行うことを心がけてください。

まずは休みながら歩いてみる

また、痛みを気にせずに歩きたい場合は、プールでの水中歩行がおすすめです。
水中では浮力が働くことから、股関節にかかる負荷も軽減され、痛みを感じずに歩きやすくなります。
こうして、関節の動きや、筋力を保っていきましょう。水中での運動は、医学的な治療にも取り入れられている方法です。

ウォーキングによって健康な体づくりができれば、車に頼ることも減っていき、CO2削減など環境負荷の軽減にもつながります。無理のないウォーキングを続けていってください。

監修

  • 石部基実先生

    石部基実クリニック院長、医学博士

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊20周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

【出典・参考文献】
『股関節の痛みは治る!』(すばる舎)

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