股関節に痛みがあると、歩いたり動くのがつらくなります。しかし、まったく動かさないでいると機能の低下に。そこで負荷の少ない筋トレとストレッチをご紹介します。
動かさないと股関節が硬くなる
関節の痛みが激しいときは、股関節の運動は避けるのが正解です。
とはいえ、まったく動かさないでいると、股関節が硬くなったり、周囲の筋肉が衰えてしまうことに。
やりすぎないように注意しながら、軽いストレッチなどで動かしておきたいものです。
安静時に痛みがある人でもできる、負荷の少ないストレッチ3つと、筋力トレーニングを1つご紹介します。さっそく行っていきましょう。
〈股関節が痛むときのストレッチ①〉
1)両足を肩幅より少し大きく広げて立つ。背筋を伸ばす
2)腰だけをゆっくり左右に動かす
3)骨盤から太ももの外側に張りを感じたら、その方向で5秒間とめて、筋肉を伸ばす
※反動をつけて腰を左右に振らないように注意して
〈股関節が痛むときのストレッチ②〉
1)両足を肩幅より少し大きく広げて立つ
2)右足を1歩後ろへ引く。つま先は真っすぐ前に向けて
3)左足をゆっくり曲げる。このとき、かかとは両足とも床に着けたままで
4)右足のつけ根あたりを、痛みが出ない程度に5秒間伸ばす。足を変えて同様に行う
〈股関節が痛むときのストレッチ③〉
1)うつ伏せに寝そべり、右足のひざをゆっくりと曲げる
2)右足首を右手でつかみ、太もも前方の筋肉をじっくり伸ばす。左足も同様に行う
〈股関節が痛むときの筋トレ〉
1)あお向けに寝る。ひざは伸ばす
2)ひざの後ろ側を床に押しつけるようにする。6秒間保って力を抜く
3)15秒ほど休む。2~3を3回くり返す
筋トレは、週5日を目安に行っていきましょう。そして筋トレの前に、ストレッチを行ってください。
この筋トレは地味な動きですが、太もも前方にある筋肉を鍛えるのに、大きな効果が期待できます。なお、座った状態で行ってもOKです。
ストレッチや筋トレを続けることで脚力を保てば、自分の足で歩き続けることができます。
車に頼りすぎない生活は、CO2の削減など、環境によい暮らしでもあります。
あなたの足を元気にする運動を続けていきましょう。
監修
石部基実先生
石部基実クリニック院長、医学博士
制作協力
からだにいいこと
創刊20周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。
【出典・参考文献】
『股関節の痛みは治る!』(すばる舎)