ふくらはぎをお尻で加圧 温まる「正座入浴」

ふくらはぎをお尻で加圧 温まる「正座入浴」

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湯船の中で正座するだけで、すぐに温まるという「正座入浴」。長風呂が苦手な人におすすめです。

下半身の血流をよくしてポカポカに

冷えの改善といえば、身近で効果的なのがお風呂。健康のためには、ぬるめのお湯にゆっくり長く浸かるとされがちですが、よりスピーディーに体を温めるのが「正座入浴」です。

正座入浴は、湯船の中で90秒、正座するだけの簡単な入浴法。
湯船の温め効果に、正座によって血流が促されたり、骨盤のゆがみを整えるといった作用がプラスされ、すばやく体を温かくしていくというものです。

そのしくみをご説明しましょう。正座をすると、お尻でふくらはぎが圧迫されます。ふくらはぎは“第二の心臓”と呼ばれ、滞りがちな下半身の血流をうながすポンプの役割を担う部位です。
ここをお尻で圧迫すると、一時的に血流が滞ります。すると、その反動で体は血流を高めようとして、血流が促されると考えられるのです。
ただし長時間の正座は血流を悪くするので、90秒という短時間が適しています。

また、お湯の水圧と温熱効果も加わって、すみやかに血液が全身をめぐるようになり、体がポカポカになっていくというのです。

さらに正座をすると、骨盤が安定しやすくなり、ゆがみの矯正にもつながります。

正座入浴のいい点は、正座が苦手な人でも、浮力がサポートしてくれるのでラクに行えるというところです。

下半身の血流をよくしてポカポカに

就寝前の正座入浴で体のめぐりがよくなってくると、睡眠の質にもいい影響が。すると疲労回復につながって体の機能が高まり、冷えにくい、代謝のいい体になっていくという好循環が期待できます。

〈正座入浴のやり方〉
正座入浴で行うのは、両足のかかとをつける「かかと正座」です。

1)湯船の中でひざ立ちになり、両足をそろえる。両足のかかとをつけて、親指の間は軽く開く
2)両足のかかとをつけたまま、かかとの上にお尻を乗せるように腰を下ろす。そのまま90秒ほどキープ。その後は湯船から上がっても、ラクな姿勢で入浴を続けてもよい

どうしても両足のかかとが離れてしまう場合は、つま先を立ててひざ立ちになり、そのまま腰を下ろし、固くなった足指と足首をストレッチして10秒キープします。その後に、正座入浴をしましょう。

また、むくみやすい人や、末端が冷えやすい人は「脚重ね正座入浴」をプラスしてみてください。

〈「脚重ね正座入浴」のやり方〉
1)湯船の中でひざ立ちになる。左脚のふくらはぎの中央に、右脚を重ねる
2)腰を下ろして30秒キープ。逆側も同様に行う

体が温まり冷えにくくなれば、暖房器具の温度を下げることができて、省エネ効果も期待できます。環境負荷を減らすためにも「正座入浴」を実践してみてください。

監修

  • 金聖一先生

    聖和整骨院院長、柔道整復師

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊20周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

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