免疫低下防止に自律神経を整える「ちょいテク」
なかなか疲れが取れない。すぐに風邪をひいたり、気候の変化で体調を崩してしまう……。それは「自律神経」のバランスが崩れているせいかもしれません。元気のカギを握る自律神経を整えるための、手軽なテクニックをご紹介します。
なかなか疲れが取れない。すぐに風邪をひいたり、気候の変化で体調を崩してしまう……。それは「自律神経」のバランスが崩れているせいかもしれません。元気のカギを握る自律神経を整えるための、手軽なテクニックをご紹介します。
不健康な生活習慣で自律神経が乱れる
自律神経とは、内臓や血管、呼吸など、生命を保つための機能を自動的に調節する神経系のこと。
自律神経のうち「交感神経」は、主に日中優位になり、心身を活動的にするよう働きます。一方「副交感神経」は主に夜に優位になり、心身をリラックスモードにします。
この2つがバランスよく働くことで、私たちの心身の健康は保たれているのです。
ところがストレスなどで自律神経のバランスが崩れると、免疫細胞の働きも弱ってしまいます。
免疫には、ウイルスや細菌から私たちの体を守ってくれたり、がん細胞を見つけて増殖を抑える働きもあります。
また免疫の働きが乱れると、本来反応しなくてもいいものに体が反応してしまい、アレルギーなどを発症するリスクも高まることに。
つまり自律神経のバランスが崩れることで、全身に不調が現れやすくなるのです。
現代人の生活には、自律神経を乱す要素がたくさんあります。
朝食を食べない、日中ほとんど体を動かさない、スマホやパソコンを使う時間が長い、夜眠るのは0時過ぎなど…。
このような不健康な生活習慣は、自律神経の乱れ=免疫力の低下を招きます。
自律神経は自分の意志で直接コントロールすることはできません。しかし生活習慣やちょっとしたテクニックで、そのバランスを改善していけます。そのいくつかをご紹介しましょう。
〈自律神経を整えるテクニック〉
1) 親指の爪のキワを押す
爪のキワを押すと、刺激が自律神経に伝わって交感神経と副交感神経のバランスが整いやすくなります。親指の爪の左右のキワを、反対側の親指と人差し指ではさみ、10秒ほど強く押します。湯船の中で温まりながら行うと、より効果的です。
2) 楽しいと思える時間を持つ
何かに楽しく熱中するとストレスから解放され、免疫力が上がりやすくなります。好きなアイドルの「推し活」や、美味しいものを食べるなど、自分が楽しいと感じれば何でもOK。
3) 上手にオンとオフを切り替える
オンとオフをうまく切り替えるのが自律神経を整えるコツです。オフィスを出たらまっすぐ家を目指さず、書店やカフェにちょっと寄り道して気分転換を。帰宅後はすぐに部屋着に着替えて、モードチェンジを心がけましょう。
「がんばる時間」と「休む時間」にメリハリをつけてストレスと上手につきあうことが、自律神経を整えることにつながります。
自律神経のバランスが整って元気な体になると、自然と体を動かしたくなるもの。その結果「すぐ車に頼る生活」から「なるべく歩く生活」にシフトチェンジすることで、より健康になるだけでなく、二酸化炭素の削減にもつながります。自律神経を整えるテクニックを、今日から実践してみください。
監修
奥村康先生
医学博士、順天堂大学医学部免疫学特任教授、アトピー疾患研究センター長
制作協力
からだにいいこと
創刊20周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。