土台からゆがみが整う「足グリグリ」で美姿勢に

土台からゆがみが整う「足グリグリ」で美姿勢に

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体の土台となる「足」がゆがむと、バランスをとるため体全体がゆがんでしまいます。足のゆがみを整える、簡単な方法をご紹介します。

足の骨のズレをリセットしよう

運動不足で足裏の筋肉が衰えたり、足に合わない靴をはき続けていると、足の骨格がゆがんできます。
すると立ったとき重心が崩れやすくなり、体がバランスをとるために膝関節や股関節、骨盤まで連動してゆがみが発生するようになります。

さらに、歩き方の癖、筋力の低下などの影響も重なり、姿勢が悪化していきます。すると、内臓が下垂して下腹が出てきたり、巡りも滞ってさまざまな不調が起きやすくなることに。

本来、足裏全体に体重が均一に乗れば、体の骨は正しい位置に収まるものです。しかし、足は、片足だけで28個もの細かい骨で形成されており、とてもゆがみやすいところ。
なかでも足の甲にある「舟状骨(しゅうじょうこつ)」は、特にずれが生じやすいとされる部位です。

そこで、ゆがみ改善に効果的なのが、この舟状骨を刺激する「足グリグリ」です。
筋肉のコリがほぐれ、骨のズレが正しい位置へ戻りやすくなり、足の重心バランスも整うようになります。
また、足の骨のゆがみを正すと、体の下から上へ連動していき、体全体の不調にも役立つと考えられます。

足の骨のズレをリセットしよう

〈1日10秒「足グリグリ」のやり方〉

1)くるぶしの下を4本指で押す
体育座りをして、足裏を床につけます。くるぶしの下に親指以外の指4本を入れ、グイグイと数回に分けて、5秒間押し込みます。両足とも行いましょう。

2)足の甲をこぶしでこする
こぶしを作り、指の第2関節で足の甲を5秒間、前後にグリグリとこすります。足の甲の中央付近を触るとコリコリする骨(舟状骨)が、足のゆがみリセットのポイントになる部分です。

体の土台である足が整えば、歩き方が変わり、姿勢も美しく整うように。
また、正しい重心で立てるようになると、骨や筋肉に不自然な力がかからなくなり、動きやすい体になっていきます。

すいすいと気持ちよく歩くことができるようになると、車に頼らない行動範囲も広がります。結果的に二酸化炭素の削減にもなり、いいことづくめ。
たったの10秒でできてしまう「足グリグリ」を、毎日の習慣にしてみてください。

監修

  • 吉田佳代先生

    整体師

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊20周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

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