暴飲暴食を防ぐ「自己暗示」テク

暴飲暴食を防ぐ「自己暗示」テク

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食欲を抑えられずに、つい食べ過ぎてしまうという人は多いですが、我慢するのは難しいもの。そこで、簡単な動作で満腹感につながる方法をご紹介します。

ストレスなしで食欲を最小限に抑える

食欲は人間の本能なので、食事制限が難しいのは当たり前です。
そこで食べ過ぎを防ぐには、食欲を止めようと我慢するのではなく、食欲を最小限に抑える工夫をするのが効果的。
そのための近道となるのが「自己暗示」です。

これは「満腹サイン」を決め、食欲を抑えたいときに実践するという方法。
自分の行動がスイッチとなって食欲に対する認知が変わり、暴飲暴食を防ぎやすくなります。

心理学の認知行動療法にも、理想に近づくために必要な行動の成功率を高める「自己教示」という手法があり、繰り返すことで、それが自分専用の“呪文”になるといわれているのです。

我慢せずに自然と食欲が抑えられやすくなるので「食べたいのに食べられない」というストレスも感じにくくなります。
「間食しなかった」「食事を減らせた」という成功体験を積み重ねることで、自己肯定感もアップしていくでしょう。

ストレスなしで食欲を最小限に抑える

〈自己暗示のやり方1〉
「お腹を3回たたく」「上半身を左右にねじる」「水を一口飲む」など、お腹がいっぱい、と自分に言い聞かせるための「満腹サイン」を1つ決め、食欲を抑えたいときに行う

〈自己暗示のやり方2〉
なかなかやめられないケーキなど甘い食べ物の写真を、トイレのふたや靴箱の中など清潔ではない場所に貼って「ネガティブなもの」とイメージづける

自己暗示で食欲を抑えることに成功したら、自分をほめましょう。小さな成功体験を重ねることで、モチベーションが上がります。

大量に買ってしまったものを無理に食べるのは体に悪いですし、逆に食べ残して捨ててしまうのは、環境にもよくありません。自己暗示で食欲コントロールして、体にも地球にもやさしい食生活を続けていきましょう。

監修

  • バッキ―Mショーマ先生

    パーソナルトレーナー

  • 岡村優希先生

    臨床心理士、認定行動療法士

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊20周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

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