食欲がおさまる「かつお節ましましレシピ」

つい食べ過ぎてしまうのは、味覚が原因の可能性があります。味覚を整えて、過食を防ぎましょう。

かつお節で味覚を整える

甘いものやこってりした味のものが好きな人は、味覚が旨味を感じにくい状態になっているかもしれません。いくら食べても満足できず、気づけば食べ過ぎてばかりいるのでは。
そんな人におすすめなのが「かつお節」です。

かつお節には「亜鉛」が豊富です。亜鉛は不足すると味覚障害を起こしやすい栄養素です。また摂取により、舌の細胞の新陳代謝を促すとされます。そのためかつお節は、薄味でも満足できるよう味覚を整えるのに適した食材といえます。
さらに、旨味成分の「ヒスチジン」には食欲を抑制する効果があるとされているので、かつお節を食べることで、自然と食事量を抑える効果が期待できるのです。

旨味はかけ合わせると倍増するといわれており、2～3種類合わせたほうが、より旨味を感じやすくなります。

そこで、昆布や煮干しと合わせた「おかかふりかけ」で、いつものメニューにかつおぶしパワーをプラスしましょう。

●おかかふりかけの作り方
【材料（作りやすい分量）】
(A)
かつお節……20g
きざみ昆布……10g
煮干し（小さめ）……20g
酒……大さじ3
みりん……大さじ3
しょうゆ……大さじ1と1/2
水……50ml

いりごま（白）……大さじ1
粉茶……大さじ1

【作り方】
1）鍋に(A)をすべて入れ、弱めの中火にかけ、木べらで混ぜ合わせながら水分がなくなるまで炒る
2）1に、いりごまと粉茶を混ぜ合わせて完成
※冷蔵庫で1週間保存可能

ごはんやお茶漬けに合うのはもちろん、洋風の食べ方や、料理の素材としても活用できます。以下のような食べ方を試してみてください。

・おひたしや冷や奴の調味料の代わりに
・うどんやそうめんのトッピングに
・トーストした食パンにマヨネーズをぬり、おかかふりかけをのせて和風トーストに
・卵に少量のだし汁とおかかふりかけを加えて焼き、旨味しっかりのだし巻き卵に

毎日かつお節を食べれば、舌や体が健康的になってくるといいます。
すると食べ過ぎ防止につながっていくことに。適量で満足できる食生活にシフトすることは、食品の無駄を防ぐことにもつながります。
いいことがたくさんある「かつお節ましましレシピ」を、ぜひ試してみてください。