食前アーモンドで腹もちアップ!

食前アーモンドで腹もちアップ!

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食事を取るときについ食べ過ぎてしまうという人は、食前にアーモンドを食べてみませんか? 腹もちがよくなり、量を多く食べなくても満腹感を得られるようになっていきます。

不溶性食物繊維で食べ過ぎを防ぐ

食前に取り入れることで腹もちがよくなる食材として、アーモンドが注目されています。
もともとアーモンドには、健康に役立つ栄養素が豊富に含まれています。

アーモンドに含まれる脂質の多くを占める「オレイン酸」は、悪玉コレステロールの減少に効果があるとされている成分です。

そして、不溶性食物繊維も豊富に含まれています。そのため、腸を整えて便秘改善に導くとともに、食べ過ぎ防止にも役立つと考えられます。
不溶性食物繊維は、水分を含むとふくらむ性質を持っているため、腹持ちをよくするからです。

アーモンドの摂取による研究結果もあります。
他の食べものや日常生活はそのままにして、1日25粒のアーモンドを食べ続けた19人の平均体重を調査しました。すると、開始時には平均69.1kgだった体重が3カ月後には68.4kg、半年後には65.7kgに。半年間で3.4kgやせました。
この結果は、アーモンドの食物繊維により、食べ過ぎを防いだことが効果のひとつと考えられています。

不溶性食物繊維で食べ過ぎを防ぐ

〈食前アーモンドの食べ方〉
食前に8〜9粒、そのまま食べましょう。食べづらい人は、薄皮ごと砕き、サラダや納豆などに混ぜて食べてもOKです。

腹持ちがよくなるとムダな食欲が抑えられ、食べる量をコントロールしやすくなります。過剰に食品を買い過ぎたり、食べ残しをしたりすることが減っていき、食品ロスの削減にもつながります。腹持ちアップに役立つ、食前アーモンドを取り入れてみましょう。

監修

  • 和田清香先生

    ダイエットエキスパート

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊20周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

【出典・参考文献】
・『アーモンドを食べるだけでみるみる若返る!』(井上浩義・著)
・「高度不飽和脂肪酸とオレイン酸の健康栄養機能」オレオサイエンス第7巻第10号(2007)

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