冷え性の改善にはいろいろな方法がありますが、耳のマッサージが効果的なのだとか。こんな小さな部位へのケアが役立つ、理由とそのやり方をご紹介します。
耳には血管やツボが集まっている
冷えを感じたとき、手や足をマッサージしたり、ストレッチしたりするのは効果的ですが、オフィスや外出先では、なかなか自由にできないこともありますよね。
そんなとき手軽に全身を温められる方法が、耳マッサージです。
耳をもむと、耳や顔、首などがじわじわと温まってきます。これは、耳にたくさんの毛細血管が走っているため。耳をもむことで毛細血管の血流がよくなり、全身が温まりやすくなるというのです。
また、耳の近くには首から脳へと太い動脈が通っています。そしてリンパの集まるリンパ節もあります。
耳が刺激されると、血液やリンパも活性化されて流れがよくなっていき、顔や首などもぽかぽかに。
さらに効果を高めてくれるのが、ツボの存在です。耳には全身のさまざまな臓器と深く結びつくとされる「耳ツボ」があります。
もむことで耳ツボが刺激され、関連する臓器が活性化するのだそう。それにともない、血流も促され、体が温まりやすくなります。
〈耳マッサージのやり方〉
1)親指を耳の裏側に置き、人差し指、もしくは中指で耳の縁をはさんで上から下に、下から上にもみほぐしていく
2)耳を引っ張ったり、ぐるぐる回したり、ひねる
3)手のひらを耳に当て、ぐるぐる回したり、上下にさする
ポイントは、ギューギューともむのではなく、やさしくもみほぐしてあげること。硬かったり痛かったりする部分があれば、念入りに行いましょう。
耳マッサージを行うことで、暖房の温度を上げなくても、体を温めることができます。体にも環境にもよい生活習慣のために、ぜひ実践してみてください。
監修
大島宏明先生
鍼灸師、すずらん鍼灸院院長
制作協力
からだにいいこと
創刊20周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。
【出典・参考文献】
『血流をよくすれば、不調は消えていく』(三笠書房)