「あったか色食材」で体を内側から温める

「あったか色食材」で体を内側から温める

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食材の選び方を工夫することで、体を内側から温める効果が期待できます。今日からすぐにできる、食材選びのコツをご紹介しましょう。

ぱっと見で温かそうだと感じるものを

根菜類をはじめとする暖色の食材は、体を温める効果が期待できる「陽性食材」といわれています。

根菜のほかにも陽性食材はいろいろありますが、難しく考えず、オレンジ、茶色といった、ぱっと見で温かそうだと感じるものを選びましょう。

●玄米
白米よりも茶色い玄米のほうが、温め効果が期待できます。食感が気になる人は、おかゆにすると食べやすくなります。

●人参
オレンジ色の野菜には内臓を温める作用があるとされます。煮物にしたり、すりおろして野菜ジュースにするのがおすすめです。

●ごぼう
食物繊維が豊富なうえ、噛み応えがあり、満腹感が得られるのも特徴です。

●さつまいも
いも類の中でも食物繊維が豊富で、皮も中身もあったか色。蒸したり、焼いたりして、温かいうちに食べましょう。

ぱっと見で温かそうだと感じるものを

陽性食材をたっぷり使った筑前煮は、特におすすめのメニューです。野菜の栄養は皮の近くにあるので、よく洗い、皮ごといただきましょう。

また、大きめに切ることで噛む回数が増え、さらに体が温まるようになります。

調味料や加工品も、白っぽいものより色が濃いほうを選びましょう。
たとえば、白砂糖よりも黒砂糖、白ごまよりも黒ごま、白色のお酢よりも黒酢、うどんよりもそば、といった具合です。

食材の色を意識することで体が温くなると、暖房の温度を下げたり、使用頻度を減らすことができるようになります。環境負荷を減らすためにも「あったか食材」を積極的に取り入れていきましょう。

監修

  • 臼井由妃先生

    栄養士、理学博士

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊20周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

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