冷え性の強い味方・しょうがは、食べる以外にも効果を発揮してくれます。簡単にできて、体の芯から温まる効果が得られる方法をお教えします。
温浴効果で冷え体質を改善
しょうがは“温活”にいい食材として大人気。
そして東洋医学では「しょうが湿布」など、皮膚からしょうがの成分を浸透させる療法が昔からあります。これをアレンジしたものが「しょうが足湯」です。
足湯にすりおろしたしょうがを加えることで、全身がぽかぽかに温まるようになるのだそう。
また、足の裏は全身の老廃物が溜まる場所とされます。老廃物を体外へ排出する作用が期待できるという黒酢をしょうが足湯に加えることで、さらに体を温まりやすくしていきましょう。
〈しょうが黒酢足湯のやり方>
1)両足が入るバケツや洗面器に、43 ~ 44°Cのお湯1リットルと黒酢200㏄、すりおろしたしょうが10g(チューブやパウダーでも可)を入れる
2)両足を10 ~ 15 分浸す。
〈ここがポイント!〉
●冷えが強い人は、しょうがと黒酢の分量を2倍にしましょう。
●やや作用がゆるやかになるとされますが、黒酢をふつうの酢にしてもOKです。
回数を重ねるほど、体は温まりやすくなります。体が温まってくると、暖房の温度を下げることができるようになり、省エネにもつながります。健康のためにも環境のためにも、実践してみてください。
監修
石原新菜先生
医師、イシハラクリニック副院長
制作協力
からだにいいこと
創刊20周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。