食事の5分前にレモン水でうがいをするだけで、食べ過ぎが減るという食欲コントロール法をご紹介。食の好みも健康志向にシフトするというから、試してみて。
レモンの酸味で味覚をリセット
歯科医師が自ら実践してその効果を実感したというのが「レモン水うがい」。この方法で、食べ過ぎを防ぎ、健康的な体を取り戻したといいます。
食事の前にレモン水でうがいをすると、レモンの酸味が刺激となり、舌が苦味に敏感に。実は、舌が苦味を感じると、食欲を抑える作用があるのだそう。
味覚は、10日間ほどで新しくなるとされるため、レモン水うがいは10日間続けます。
これで舌が苦味を感じやすくなると、食欲がおさまって過食を防ぐだけでなく、食の好みも変わっていくのだそう。
甘いものや濃い味、脂っぽいものより、あっさりした味の健康的な食事がおいしく感じるように。
<「レモン水うがい」のやり方>
水100mlにレモン果汁をティースプーン1杯分(5ml)加えて「レモン水」をつくる。レモンは果汁100%のものを使い、分量を守って。
1)レモン水を一口(約30ml)口に含み、舌全体に広げる(約5秒)
2)頬を動かしてぶくぶくうがいをする(約5秒)
3)頭を後ろに傾けてガラガラとうがいをし、終わったら吐き出す。(約5秒)
合計15秒を3セット行う。
4)うがいの5分後に食事を始める。
味覚が敏感になるのは、うがいの5分後。ここから食事を始めるのがポイントです。うがいをしてから10分以上経ってしまった時は、もう一度うがいを。
ガマンして食事制限をし、食事を残すより、健康的な食事をおいしく食べる方が、体にも環境にも配慮できて一石二鳥。
食事の量と好みを健康的なものに自然に変える方法、試してみてはいかがでしょうか。
監修
宮本日出(ひずる)先生
歯科医師、歯学博士
制作協力
からだにいいこと
創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。