おでこは不眠を解決するキーパーツ! おでこを伸ばして刺激すると、おでこの裏にある脳の血流がアップして副交感神経が優位になります。眼精疲労や肩周りの筋肉のコリにも効果が期待でき、ぐっすり眠れますよ。
おでこをほぐして巡りをアップ
ベッドに入ってもなかなか眠れない人は、東洋医学でいう“血”と“気”の巡りの悪さが原因かもしれません。脳を酷使することが多い現代人は、実は“おでこ”の血と気が滞っていることが多いんです。
“おでこ伸ばし”はこれまで10万人もの患者を診察してきた鍼灸医の中川先生が40年かけて考案した、速攻で眠りに導く秘術です。1回す、2ゆらす、3引き上げるの3ステップで、全身の緊張がスーッと抜けてぐっすり眠ることができます。
なぜ“おでこ伸ばし”が睡眠に効くのかというと、おでこをほぐすと脳もほぐれて自律神経が整うからです。自律神経が整うと血流もよくなり、体のすみずみまで気がみなぎります。
また、寝て行うことで首の骨を整えることができて、肩をはじめとした体のコリもラクにいなります。寝つきも寝起きもよくなって、朝からイキイキと動けるようになります。
「おでこ伸ばし」のやり方
1 おでこ回し
仰向けに寝て、頭の下に枕を置きます。リラックスして目をつむり、右手をおでこに密着させて、左手を重ねます。おでこを押しながら反時計回りに回します。ゆっくり回したり、早く回したり、緩急をつけて15秒続けます。
2 おでこゆらし
両手でおでこを押しながら、上下にゆらします。大きくゆっくりゆらしたり、小刻みにゆらしたり、緩急をつけて15秒続けます。目を強く押さないように注意してください。
3 おでこ引き上げ
おでこを押しながらグーッっと上方に引っぱります。引っぱりながら大きく息を吐き、そのまま深呼吸して30秒キープしてください。全身の力が抜けてくるのを感じながら、1〜3を眠くなるまでくり返します。
毎晩眠る前に1分からでOKです。眠れない日はもちろん、リラックスしたい日にやってみてくださいね。
監修
中川忠男さん
萬生健康治療院院長/鍼灸を中心に温熱療法、整体などの技法を使い、独自の健康法を考案している
制作協力
からだにいいこと
創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。