午後に小腹が空いて、何か食べたくなることありますよね。おやつタイムは、心をリラックスさせ、睡眠ホルモンの原料を積極的に補うチャンスです。おやつに何を食べるのか?その小さな選択の積み重ねが、今日の睡眠の質を左右します。
睡眠モードをONにするおやつ4つ
夜に向けて、体は午後から少しずつ眠れる体制にシフトしていきます。小腹が空いた時のおやつタイムは、心をリラックスさせて夜の睡眠に誘うための大切なひと時。熟睡のためには、ジャンクフードで済ませたりせずに、睡眠ホルモンの原料となる食材を意識して食べることが大切です。
今回は睡眠モードをONにしてくれるおすすめおやつを4つご紹介します。
1 バナナ
バナナはトリプトファンが豊富で、ビタミンB6も含む優秀なおやつ。かむ回数が多いとセロトニン分泌量が増えるので、ジュースではなく丸ごと食べるのがおすすめです。
2 ナッツ
アーモンド、落花生、くるみ、カシューナッツなどのナッツ類は、トリプトファンがたっぷり含まれます。ただし脂質も多いので、1日10粒を目安にすると良いでしょう。
3 ヨーグルト・チーズ
タンパク質が豊富な乳製品の中でも、トリプトファンが凝縮されたヨーグルトやチーズがおすすめです。カルシウムが日中のイライラ軽減もサポートしてくれます。
4 チョコレート
夕方にチョコレートをひとかけ食べてリラックスするのも良いでしょう。チョコレートの原料であるカカオは、抗不安や抗ストレス作用があるGABA(γ-アミノ酪酸)を多く含みます。少し食べるだけで心が落ち着き、覚醒モードから睡眠モードへ自然にシフトします。チョコレートが睡眠に良いなんて、嬉しいですよね。ただし脂質も多いので、食べ過ぎには注意してください。
好きなおやつはありましたか? せっかくおやつを食べるなら、睡眠に良いおやつを食べて眠りの質を高めたいですね。寝つきのよさ、目覚めのよさを実感できるようになれば、日中の活動も活発になって、良い循環が生まれるでしょう。ぜひ試してみてください。
監修
白濱龍太郎さん
resm 新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック院長
制作協力
からだにいいこと
創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。