骨粗しょう症や骨折など、全身の老化は骨から加速します。骨は内臓や筋肉を支えるうえ、若々しさを保つホルモンを分泌するため、骨の老化は全身の老化につながるそう。今回は、骨の老化を防ぐための「骨活スムージー」をご紹介します。
女性ホルモンが減ると骨量も急激に減っていく
骨は石のように硬いイメージですが、生きた細胞。日々、古い骨を壊して新しい骨を作る新陳代謝が行われています。しかし加齢によって、骨を破壊する細胞の働きを抑える女性ホルモンが減ると、骨量を減少。骨がスカスカになる骨粗しょう症を招きます。
骨粗しょう症になると、家具にぶつけただけで足の指が折れたり、転んで手をついただけで手首の骨が折れたりすることもあります。また、骨粗しょう症が進行すると、尻もちをつく、重いものを運ぶといった動作で背骨がつぶれてしまう圧迫骨折に。背中が曲がったり、背中や腰が痛くなったりと、不調にもつながります。
骨は内臓や筋肉を支えるうえ、若々しさを保つホルモンを分泌するため、骨の老化は全身の老化につながるそう。これを防ぐのが「骨トレ」です。
骨は日々生まれ変わるので、何歳でも強くできます。日常生活に骨トレを取り入れ、骨を強化しましょう。
骨活スムージーを毎朝の習慣に
骨の強化にはカルシウムのほか、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、カルシウムを骨に付着させるビタミンK、骨の土台を作るたんぱく質も必要です。これらを摂れるのが、とも内科クリニック院長・加藤さんオリジナルのスムージーです。
<材料・作り方>(2人分)
ヨーグルト300g、牛乳100㎖、納豆1パック、バナナ1本、小松菜2株、乾燥わかめ大さじ1、ごま少々、はちみつ小さじ1をミキサーで混ぜれば完成です。
毎朝飲んで、骨の老化予防に取り組みましょう。
監修
加藤朋子さん
とも内科クリニック院長/日本骨粗鬆学会認定医
制作協力
からだにいいこと
創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。