今日からスタート 体温を1℃上げるワザ

今日からスタート 体温を1℃上げるワザ

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「寒い」と感じたら、試してほしいのが「体温を1度上げるワザ」。洋服の着方や体の動かし方、寝方など、ちょっとした工夫で体温は上げられます。健康習慣のひとつとして、取り入れてみませんか。

小さなコツで毎日ポカポカに

激しい運動をすれば体温は上がりますが、いつでもどこでもというわけにいきませんよね。でも、効率的に温めるコツを使えば、いつでもポカポカな体を自分で作ることができます。

まず知っておきたいのは、体には冷えやすい部位と、効率的に温まる部位があることです。「手首、足首、首」の3つの首は、体の表面近くに血流の多い動脈が通る部位。温まりやすく冷えやすいので、体を温めたい時はまず「3つの首」を衣服でカバーしましょう。
また、大きい筋肉がある太もも、二の腕、お尻は効率的に温まる部位で、逆に冷えやすいのは腰回りです。

体温を上げたい時は、大きい筋肉がある太もも、二の腕、お尻の筋肉を動かして。熱を生産して、体が温かくなります。洗濯物を干す時にスクワット、歩く時は歩幅を大きく早く歩き、腕も大きく振るといったことをやってみましょう。
デスクワークの時は、腕を回したり、ひじを後ろに引いて肩甲骨を寄せるといった動きで、滞っていた血流がよくなり体温が上がってきます。

今日からスタート 体温を1℃上げるワザ

服の着方にもコツがあります。重ね着をするなら、筋肉の7割が集中している下半身を厚めにするのが効率的です。ズボンの下にタイツや毛糸のパンツ、腹巻きを1枚プラスするだけで温め効果がぐんとアップします。
また、厚手の服1枚より、薄手の服2枚の方が温かく過ごせます。2枚の服の間にできる空気の層が体温で温まり、保温効果をもたらすためです。

こうしたコツを活用して体を温めることは、免疫力がついて病気に強い体になるだけでなく、節電にもつながります。一石二鳥になる生活のワザをぜひ取り入れてみてください。

監修

  • 川嶋 朗先生

    神奈川歯科大学大学院統合医療学講座 特任教授

制作協力

  • からだにいいこと

    創刊19周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。

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