腰にカイロを1枚貼るだけで、体が温まりやすくなる――冷えに困っている人におすすめの「仙骨カイロ貼り」をご紹介します。
体全体の血流に影響を与える部位
「仙骨」とは、骨盤の中心にある手のひらくらいの大きさの骨のこと。
ここには上半身と下半身をつなぐ大きな血管が通っているため、体全体の血流にも大きな影響を与えるとされています。
現代人は、座っている時間が長く、仙骨が圧迫されがちです。
圧迫された仙骨をゆるめて体を整え、血流をよくするために簡単で効果的なのが温めること。
仙骨は、お尻の多くの筋肉とつながっています。
特に「大臀筋(だいでんきん)」や「中臀筋(ちゅうでんきん)」などの大きな筋肉の血流がよくなり、温まることで、冷え改善につながっていきます。
さらに、お腹まわりも広くポカポカと温まっていき、冷えがより改善されるようになります。
〈「仙骨カイロ貼り」のやり方〉
・カイロは、下着の上から、お尻の割れ目の上くらいの位置に縦に貼ります。
・汗をかくと、蒸発したときに体から熱が奪われて、体を冷やしてしまいます。暑すぎると感じたら、間にハンカチを当てるなどして調整してください。
・セーターやアウターの内側に貼ってもOKです。
体が温まって冷えが改善されると、いままでのように暖房が必要なくなってきます。設定温度を下げるなどで、省エネにもつながります。
「仙骨カイロ貼り」で、暖房器具に頼り過ぎない健康的な体づくりを目指しましょう。
監修
永井峻先生
整体師、楽ゆる整体・スクール代表
制作協力
からだにいいこと
創刊20周年を迎えた健康生活情報誌『からだにいいこと』。医師や専門家の監修のもと、「いますぐできる」「心も体も元気になれる」健康・美容・ダイエット情報を発信中。